サントリーHDの経営トップ新浪会長が突然辞任 違法サプリ疑惑で警察捜査
- 2025/9/3
- 社会・政治
- サントリーホールディングス, 新浪剛史, 辞職・辞任
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大手飲料メーカーのサントリーホールディングス(HD)で経営トップを務めていた新浪剛史会長が1日付で突然辞任したことが2日、明らかになりました。
違法成分を含む可能性がある海外製サプリメントの入手に関連して福岡県警の捜査対象となっており、企業トップとしての責任を問われる形での退任となります。
同社の鳥井信宏社長と山田賢治副社長が2日に緊急記者会見を開き、一連の経緯を説明しました。新浪剛史氏から最初の報告があったのは8月21日で、翌22日に警察捜査に関する詳細な連絡を受けたということです。
問題となったサプリメントについて、新浪剛史氏本人は「違法性について認識していなかった」と説明しています。現時点では刑事立件には至っていませんが、鳥井信宏社長は「法令に抵触していなくても、会長として疑義が生じることが問題」との判断を示しました。
鳥井信宏社長は会見で「大胆で決断力のある経営者」「新浪氏がいなくては実現できなかった」と評価する一方、「二人三脚でやろうと思ったのに大変残念だ」と心境を語りました。
新浪剛史氏は2023年から経済同友会の代表幹事を務めており、政府の各種審議会でも重要な役割を担っています。これらの外部要職についての今後の対応については、会見では明言されませんでした。
サントリーHDの会長職はこれまで新浪剛史氏と佐治信忠氏の2人制で運営されていましたが、当面は佐治信忠氏単独での体制となります。
鳥井信宏社長は「非上場企業ながら上場企業に準じるガバナンス体制を整えている」と強調しつつ、今回の件を受けて企業統治のさらなる強化を進める方針を示しました。
サントリーHDの経営トップ新浪剛史氏とは?
新浪剛史氏(1959年生まれ)は、日本を代表する企業経営者の1人です。三菱商事で海外事業や経営企画を担当した後、ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得し、国際的な経営感覚を身につけました。
2002年にローソン社長に就任すると、プライベートブランド戦略やヘルスケア事業への転換により同社の業績を大幅に改善させ、流通業界に革新をもたらしました。2014年からはサントリーHD社長として大型買収を成功させ、同社のグローバル展開を加速させる原動力となりました。
政財界でも重要な役割を担い、経済財政諮問会議の議員や東京オリンピック・パラリンピック委員会委員長を歴任し、2023年からは経済同友会代表幹事として少子化対策やスタートアップ育成など幅広い政策提言を行ってきました。
国際的にも世界経済フォーラムや三極委員会で活躍するなど、日本経済界の顔として存在感を示していた人物です。












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