山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』、カンヌ映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞

俳優の河合優実氏が主演した山中瑶子監督の映画『ナミビアの砂漠』が、第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞しました。この賞は、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)によって1946年から授与されているもので、過去にはヴィム・ヴェンダース監督やケン・ローチ監督の作品も受賞しています。

日本映画がこの賞を受けるのは、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』以来3年ぶりです。また、山中瑶子監督は女性監督として史上最年少での受賞となります。

映画『ナミビアの砂漠』は、情熱を持てない21歳のカナの日常を描いた作品です。河合優実氏が主人公カナを演じ、金子大地氏がクリエイターのハヤシ役、寛一郎氏がカナの彼氏役を務めています。

授賞式で山中瑶子監督は英語で「このような賞をいただきありがとうございます」とコメントし、「監督週間、そして私の映画のスタッフ、キャストのみなさんに感謝を伝えたいです」と述べました。

また、作品については「自分の分からないことも出てきたので、たくさんのスタッフやキャスト、友人たちに話を聞いたり、コミュニケーションをたくさんとったりして脚本に取り入れさせてもらった」と語った上で、「遠くにいる多くの人に届くような映画になったのかなと思っています」とコメントしました。

この受賞により、『ナミビアの砂漠』はさらに注目を集め、山中瑶子監督の今後の作品にも期待が高まります。ネット上では、「ビックリしました!おめでとうございます」「27歳の女性監督が受賞、素晴らしい」「素晴らしい、チェックします」などの意見が寄せられています。

主演の河合優実氏「本当に本当におめでとうございます!」

1997年3月1日生まれ、長野県出身の山中瑶子監督は、日本大学芸術学部映画学科に入学後、休学期間中に『あみこ』を制作しました。この作品は、PFFアワード2017で観客賞を受賞し、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭、全州映画祭、ファンタジア国際映画祭など、多数の海外映画祭に出品されました。

さらに、2019年に公開されたオムニバス映画『21世紀の女の子』には、短編「回転てん子とどりーむ母ちゃん」で参加しています。山中瑶子監督は、次世代を担う新鋭として注目を集めています。

『ナミビアの砂漠』がカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞したことについて、主演の河合優実氏は「本当に本当におめでとうございます! これまで国際批評家連盟賞に名を連ねてきた素晴らしい作品たちに『ナミビアの砂漠』がならぶこと、言葉にし難い嬉しさです!」と喜びのコメントを発表しました。

金子大地氏も「先日のカンヌ映画祭登壇の興奮がいまだに醒めない中、こんな嬉しい報告を聞くことができて幸せです。このチームで作品を作れた喜びを改めて噛み締めています」と感想を述べました。

さらに、寛一郎氏は「すごくいいチームで作れた作品だと映画祭を通して再認識しました」と話しています。映画『ナミビアの砂漠』の受賞は、キャスト陣にとっても大きな喜びとなりました。

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