韓国・BLACKPINKとの再契約でYGエンターテインメントの株価が急騰

12月6日の韓国株式市場で、大手芸能事務所YGエンターテインメントの株価が大幅な上昇を見せました。午前10時20分頃には、同社の株価は前日比22.08%上昇し、5万8,800ウォン(約6,600円)で取引されています。
この急騰の背景には、所属する人気ガールズグループBLACKPINKのメンバー全員との専属契約締結を発表したことが大きく影響しています。YGエンターテインメントは6日、「BLACKPINKのメンバー4人全員のグループ専属契約の締結について取締役会決議を完了した」と発表しました。
これにより、YGエンターテインメントは同社最大の知的財産権(IP)を維持することになりました。また、同社の新人ガールズグループBABYMONSTERもデビューに成功し、わずか8日でグローバルな存在感を発揮しています。
YGエンターテインメントはBLACKPINKとの専属契約について、「BLACKPINKと慎重な議論の末、厚い信頼をもとにグループ活動に対する専属契約を締結した」とコメントしました。さらに「BLACKPINKはYGの全幅的な支援の中で、新規アルバム発売はもちろん、超大型ワールドツアーなど、彼女たちのグローバルな地位にふさわしい活動で、全世界のファンの愛に報いる計画だ」と述べています。
YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク総括プロデューサーは「BLACKPINKと縁を結ぶことができて嬉しい」と語り、BLACKPINKとの連携強化を通じてさらなる成長を目指しています。
BLACKPINKの人気|1stフルアルバムで売上約130万枚を達成
2016年8月のデビュー以来、BLACKPINKは「WHISTLE」、「BOOMBAYAH」、「DDU-DU DDU-DU」といった数多くのヒット曲でK-POPを席巻してきました。1stフルアルバム「THE ALBUM」では売上約130万枚を達成し、2ndフルアルバム「BORN PINK」では売上282万枚を記録しました。
同時に、米「ビルボード200」とイギリス・オフィシャルアルバムチャートの1位獲得も達成しています。2022年10月からのワールドツアーでは34都市で66回公演を行い、合計180万人の観客を動員するというガールズグループ史上最大規模のツアーを成功させました。
また、世界最大の音楽フェスティバルである「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」と「ハイド・パークブリティッシュ・サマー・タイム」でのヘッドライナー出演により、その世界的な存在感を確固たるものとしました。