自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に就任、日本初の女性首相誕生へ

自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に就任、日本初の女性首相誕生へ

石破茂首相の辞任に伴う自民党総裁選が4日、投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が決選投票の末に第29代総裁に選出されました。自民党の女性総裁誕生は結党70年で初めてであり、15日にも召集される臨時国会で首相に指名されれば、憲政史上初の女性首相が誕生します。

総裁選に立候補したのは、小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市氏、小泉進次郎農水相(44)の5人です。第1回投票では国会議員票295票と党員算定票295票の計590票で争われ、高市氏が183票でトップ、小泉氏が164票で2位となりましたが、いずれも過半数に届かず決選投票が実施されました。

党員票では、高市氏が25万931票(得票率40%)を獲得。17万9130票(28.6%)の小泉氏、13万888票(20.9%)の林氏に大差をつけています。高市氏は北海道、愛知などの19道府県でトップを獲得し、決選投票では36都道府県で小泉氏を上回る結果となりました。

決選投票は国会議員票295票と都道府県票47票の計342票で実施され、高市氏が国会議員票149票、都道府県票36票の計185票を確保。小泉氏の156票(国会議員票145票、都道府県票11票)を29票差で上回り、新総裁に選出されました。

高市氏は当選後の演説で「本当に多くのみなさまとともに、自民党の新しい時代を刻みました」と述べ、「嬉しいというよりも本当にこれからが大変なこと。皆様と一緒に力をあわせてやらないといけないことが山ほどある」と今後の決意を表明。また、「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と全力で職務に取り組む姿勢を示しました。

物価高対策と連立政権拡大に意欲

高市新総裁は4日夜の記者会見で、「自民党の景色を少し変えることができるんじゃないかと思っている。明るく元気に前向きにひたむきに懸命に働く姿を多くの国民の皆様に見ていただけるよう、誠心誠意頑張っていく」と述べました。

最重要課題として物価高対策を掲げ、「臨時国会を開いて、できるだけ速やかに今、多くの国民の皆様が直面しておられる課題に取り組んでいかなければならない。何としても物価高対策に力を注ぎたい」と強調。連立政権については「まず自公連立が基本中の基本」としつつ、他党との連立拡大にも意欲を示しています。

海外メディアも高市氏の総裁選出を速報で報道。米CNNは「憲政史上初の女性首相として歴史に名を刻むことになる」と伝えており、中国メディアは高市氏を「日本の右派政治の有力者」と紹介しています。

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