ドイツの市民プールにて女性のトップレスが認定 男女差別の訴え認める

ドイツの首都ベルリン市内の市営プールにて、女性が男性と同じようにトップレスで泳ぐことが認められました。この試みは、男女平等に向けた一歩前進として評価されています。

この行動は2022年12月、胸を隠さずに市民プールで泳ごうとしている女性水泳選手が止められたことがきっかけで、その女性は多様性を尊重するオンブズマン事務所に異議を申し立てました。

市当局は女性が性差別の被害にあったと認定し、ベルリンの市営プールでは全利用者のトップレスを認めると発表しました。ベルリンの州知事は9日、「差別に対する不服申し立てを認め、ベルリンの水泳施設は今後、ジェンダーに平等な形で入場・水泳規定を適用する」とコメントしています。

オンブズマン事務所のトップは、この試みをジェンダーの平等に向けた一歩前進と評価しています。なお、ベルリンでは2021年にも、水泳施設でフランス人女性がトップレスを警備員に指摘され退去を求められたとして、市に損害賠償を求めました。

その女性は地元紙に対して、この性差別を「男性にとっても女性にとっても胸は2番目の性的特徴だが、暑いときは着衣を取る自由が男性にはあるのに、女性にはない」と説明しました。

全利用者のトップレスを認めた件について、ネット上では「性差別撤廃の名のもと、違う方向に進んでいる気がする」「そこまでして男女平等にこだわる意味ある?」「視線は気にならないのかな」など、否定的な意見が多く寄せられています。

世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2022」を発表

世界経済フォーラムは2022年7月、「ジェンダー・ギャップ指数2022」を発表しました。この指数では、各国における男女格差を「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野に分けスコア化しています。

2022年における日本の総合スコアは0.650であり、順位は146カ国中116位と、先進国のなかで最低レベルとなりました。そのほか、上位国および主な国の順位は以下の通りです。

順位国名総合スコア
1アイスランド0.908
2フィンランド0.860
3ノルウェー0.845
4ニュージーランド0.841
5スウェーデン0.822
10ドイツ0.801
15フランス0.791
22英国0.780
27米国0.769
63イタリア0.720
99韓国0.689
102中国0.682
116日本0.650
参考:「共同参画」2022年8月号|男女共同参画局

今回、市営プールにて全利用者のトップレスが認められたドイツは、「ジェンダー・ギャップ指数2022」でトップ10まで上り詰めています。その一方で日本は116位であり、まだまだ男女平等の意識が低いと言えます。

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