
アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が、日本映画史上初めて全世界興行収入1000億円を突破したことが、11月17日に発表されました。ソニーグループ傘下のアニプレックスと東宝が明らかにしたところによると、11月16日時点での日本を含む全世界興行収入は1063億円に達し、観客動員数は8917万人を記録しています。
本作は7月18日に国内で公開され、公開から122日間で国内観客動員数2604万人、国内興行収入379億円を記録しました。前作「無限列車編」の国内興行収入404億円には及ばないものの、海外市場での快進撃が今回の記録達成を後押ししています。
8月から順次開始された海外展開では、157カ国・地域の合計で観客動員数6313万人、興行収入684億円(1ドル=145円換算で4億7202万ドル)を記録しました。内訳では、海外興行収入が全体の約64%を占めており、国内の約2倍に達する構造となっています。日本発のアニメコンテンツが、世界市場で大きな成功を示す形となりました。
ソニーグループの陶琳最高財務責任者(CFO)は11日の決算記者会見で「海外で非常に高い興行収入を実現できたことは文化的に大きなパワーだ。日本のコンテンツパブリッシャーにも大きな自信になったと思う」と語りました。
映画「鬼滅の刃」のヒットは、ソニーグループの2026年3月期業績にも寄与しており、同社は売上高12兆円、営業利益1兆4300億円、純利益1兆500億円という見通しを発表しています。
北米で歴史的記録更新し世界各国でも好調、三部作の今後に注目
ヨーロッパ、中南米、東南アジアなど世界各国でも好調な興行成績を上げています。北米市場では、オープニング週末で約5200万ドルを稼ぎ、累計で「グリーン・デスティニー」が20年以上保持していた北米興行記録を更新しました。
本作の世界的なヒットは、ストリーミング配信を通じてファン層を獲得していたことに加え、IMAX上映など高品質な視聴体験を求める観客のニーズと合致したことが要因として挙げられます。
劇場版は三部作として制作されることが決定しており、第二章、第三章の公開時期については未発表ですが、今後さらなる記録更新が期待されています。本作の成功は、アニメコンテンツの世界市場における大きな可能性を証明しており、今後の日本のコンテンツ産業全体にとっても重要な指針となるでしょう。












-300x169.jpg)