
2025年10月18日、歌手の郷ひろみが記念すべき70歳の誕生日を迎えました。この特別な節目を祝して、誕生日当日と翌日の10月18日、19日の2日間にわたり、東京の日本武道館で「Hiromi Go at Nippon Budokan 2025 “THE GREATEST 70 SONGS”」と題した記念コンサートを開催しました。
1955年10月18日生まれの郷は、福岡県出身。1972年にNHK大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビューし、同年8月にシングル「男の子 女の子」で歌手としてもデビューしました。以来、「お嫁サンバ」「よろしく哀愁」「言えないよ」「GOLDFINGER’99」「2億4千万の瞳−エキゾチック・ジャパン−」など、時代を超えて愛される数々のヒット曲を世に送り出してきました。これまでに発表したシングルは110枚以上にのぼります。
今回の日本武道館公演の最大の特徴は、70歳にちなんで2日間で合計70曲を披露するという前代未聞の試みです。郷自身も「2日間で70曲を披露するので、18日と19日で違いをうまく出しつつ、楽しさ満載のショーにしたいと思っています」と語っています。全キャリアの代表曲や、ファンが選んだ人気曲を散りばめた構成となっており、郷本人にとってもスタッフにとっても新しい挑戦となっています。
日本武道館での公演は、2022年12月のデビュー50周年ライブ以来となります。前回は50曲を披露しましたが、今回はさらに規模を拡大した構成となっています。
変わらぬ情熱と進化を続ける姿勢
70歳を迎えた現在も、郷は年間約50回ものコンサートをこなすなど、そのエネルギッシュさはデビューから50年以上経った今も変わりません。20代から続けている週3回のトレーニングを欠かさず、ストイックな姿勢を貫いています。
今年のコンサートツアー「Hiromi Go Concert Tour 2025 “70 YEAR a GO !”」は「復刻」と「進化」をテーマに掲げており、往年の名曲を現代風にアレンジしながら、常に輝き続ける姿をファンに見せています。郷は「コンサートのテーマは『復刻』と『進化』。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、10代の頃と今を比べてみて、少しずつ進化していて、それを成長とも言えると思う」と語っています。
郷は70歳を迎えるにあたり、美容やライフスタイルについても独自の哲学を持っています。「70歳を迎える今、『こう見られたい』とか『ああしなきゃいけない』ということは考えなくなりました。体を鍛えることも歌うことも、ただ好きだからやっている」と語り、自然体で活動を続けている姿勢が窺えます。
40代からは食事や運動、睡眠といった体の内側からのケアを重視し、生活習慣を見直してきました。50代にはお酒を一切やめ、55歳の時には体のバランスを取るために、もともとの右利きを左利きに変えるという驚きの取り組みも行っています。
郷は活動の原動力について「ファンがいるから、僕がいる」と語り、ファンとの絆を何よりも大切にしています。「会場に来てくれる皆さんの熱い想いですね」と、年間約50回ものコンサートを走りきる活力の源を明かしています。
「時間は永遠じゃないけれど、記憶は永遠。例えば、コンサートなどでファンの皆さんとお会いできる時間は限られていますが、その瞬間を精一杯やり切れば、お互いに記憶は永遠に残りますよね」と、ファンに向けてメッセージを送っています。
インターネット上では、郷の70歳とは思えないエネルギッシュなパフォーマンスに驚きの声が上がっており、「70歳でこのパフォーマンスは凄すぎる」「2日間で70曲は前代未聞」「変わらぬ歌声に感動」などの反応が寄せられています。












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