スーパー戦隊シリーズ、半世紀の歴史に幕 後継番組は「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」

スーパー戦隊シリーズ、半世紀の歴史に幕 後継番組は「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」

テレビ朝日は11月24日、現在放送中の特撮ヒーロー番組「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の後継枠として、新たな特撮ヒーローシリーズを立ち上げると発表しました。これにより、1975年に第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」で始まった「スーパー戦隊シリーズ」は、半世紀にわたる歴史に幕を下ろすことが正式に決まりました。

スーパー戦隊シリーズは全49作品にわたり制作されました。特殊スーツをまとったヒーローが数人から時に10人を超えるチームを組み、巨大ロボットも駆使して悪に立ち向かう構図が特色です。作品ごとに新たな戦隊が登場し、設定や世界観を刷新しながら物語を描く制作スタイルで親しまれてきました。1979年からは毎年1作のペースで放送され、米国でリメークされた「パワーレンジャー」シリーズも世界的に大ヒットしました。

11月25日のテレビ朝日定例社長会見で、西新社長は「50年をひとつの区切りに、従来の枠にとらわれない多種多様なヒーローを新しく生み出したい」と説明し、長年シリーズを支えたファンへ感謝を述べました。シリーズ復活の可能性については「可能性はあると思う」としつつも、「現状、確定として申し上げられることはない」と慎重な姿勢を示しています。

シリーズ終了の背景には、主な視聴層である子どもの人口減少に加え、衣装やスタントなど演出面の制作費高騰、関連グッズ販売の伸び悩みがあるとみられています。日曜朝の放送枠で高視聴率を見込みにくく、イベントや映画化などで得られる収入が番組制作費に見合わなくなっていたことが課題でした。

スーパー戦隊シリーズは子ども向け番組として愛される一方、環境問題への関心(1990年「地球戦隊ファイブマン」)やシリーズ初の女性リーダー(1994年「忍者戦隊カクレンジャー」)など、時代のテーマを反映する試みも続けてきました。

後継番組「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」が2026年に始動

東映は11月24日、スーパー戦隊シリーズの放送枠で新たな特撮ヒーローシリーズ「PROJECT R.E.D.」を2026年より始動すると発表しました。「PROJECT R.E.D.」は「超次元英雄譚」の英訳「Records of Extraordinary Dimensions」の頭文字を取った名称で、「赤いヒーロー」が活躍する新たな特撮映像シリーズとなります。

シリーズ第1弾として放送されるのは「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」です。オリジナルの「宇宙刑事ギャバン」は1982年から1983年にかけて放送され、メタリックなスーツ姿のヒーローが国内外のファンを熱狂させた人気作品でした。新作では革新性を受け継ぎつつ、最新の映像表現と演出手法でゼロから構築した新しいギャバンが誕生します。今後は複数作品がクロスオーバーする展開も予定されており、放送は毎週日曜午前9時30分からとなります。

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