美川憲一、パーキンソン病公表後初の会見「しぶとくコンサート続ける」 12月14日に復帰へ

美川憲一、パーキンソン病公表後初の会見「しぶとくコンサート続ける」 12月14日に復帰へ

洞不全症候群とパーキンソン病の診断を受けて療養していた歌手の美川憲一さん(79)が12月10日、都内で復帰会見を開き、闘病生活や今後の活動について語りました。11月13日に所属事務所がパーキンソン病であることを公表してから初めての公の場となり、美川さんは「現代医学では治らない病気ですが、日々努力をして、しぶとくコンサートをやっていきたい」と力強く決意を語りました。

美川さんは9月、不整脈の一種である洞不全症候群と診断され、9月11日に心臓にペースメーカーを埋め込む手術を受けていました。術後の経過は順調でしたが、リハビリ中に足の動きなどに違和感を覚え、再度精密検査を行った結果、パーキンソン病であることが判明しました。この日の会見で美川さんは、「洞不全症候群でペースメーカーを入れて約1か月半入院しておりました。病気知らずで60年間一回も休んだことがないぐらいでしたが、今回は心臓だけではなくてパーキンソンという難病にかかりました」と明かしました。

パーキンソン病は、脳内のドーパミン神経細胞の減少によって、手足の震え、筋肉のこわばり、動作緩慢などが起こる国の指定難病です。根本的な治療方法は確立されておらず、運動症状のほかに便秘や嗅覚の低下などの症状があり、進行すると認知症や幻覚を引き起こす場合もあります。美川さんは病気が分かった時の心境について「ショックでした。病気したことがないですから」と吐露しました。

現在の体調について、美川さんは回復度を「60%ぐらい」と自己評価し、「ずーっと立っているとふらついたりする。ちょっとつらい」と説明しました。入院前は約70キロあった体重は約62キロに減少し、入院による筋力低下もあるといいます。パーキンソン病の治療方法については、「良い薬が出ているのでそれを飲むぐらい。リハビリをすることが大事」と話し、現在はストレッチや筋力トレーニング、ボイストレーニングを継続していることを明かしました。

今回、会見を開いた理由について美川さんは、「私と同じパーキンソン病、難病、またそれ以外のご病気と闘っている方たち、そして、サポートをされていらっしゃるご家族の方々へ、私の活動を通して少しでも勇気づけられたらと思い、この場を設けさせていただきました」と説明しました。同じ病気と戦っている人たちには、「もう全国には、私のように病気で戦ってる方いっぱいいると思いますけど、絶対に負けないで!。しぶとく、しぶとく頑張ることです。皆さん、本当にしっかりね、頑張ってください。頼んだわよ」と力強いエールを送りました。

記者から今年の漢字について聞かれると、美川さんは「勝」と即答し、病気に勝って歌い続ける意志を示しました。また、入院中は高市早苗首相が自民党総裁選に選出された際のニュースを見ていたことに触れ、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります、と言いたかったですけど、私もその気持ちで頑張りたい」と意欲を見せました。会見後は報道陣から拍手で送られ、笑顔で会場を後にしました。

12月14日のディナーショーで復帰 同志へのメッセージも

美川さんは、今月14日に愛知県豊田市の名鉄トヨタホテルで開催される、ものまねタレント・コロッケとのクリスマスディナーショーで芸能活動を復帰します。美川さんは「17今月の14日に、豊田に名古屋の豊田市で、コロッケとのジョイントコンサートで、コロッケに助けてもらいながらやろうと思ってますから」と語り、その2日後の16日には長崎でのイベント出演も予定されています。「本当は、もう少し早くコンサートやイベントに出演したかったのですが、入院による体力の低下があり、時間がかかってしまいました」と述べ、復帰への強い意欲を見せました。

会見では、車いすでの移動について「乗ると楽をしてしまう。なるべく乗らないようにしている」と語るなど、自身に厳しく向き合う姿勢も見せました。また、1か月半の入院生活では、生みの母と育ての母のことを考えていたことも明かし、「入院中はキツかった」と振り返りました。今後の活動については投薬治療とリハビリを続けながらの活動となりますが、SNSなどでトレーニング風景を報告していく予定だといいます。

美川さんは1965年、19歳で歌手デビューし、翌年に「柳ヶ瀬ブルース」が大ヒットしました。7年前に骨折した際にも「しぶとく売るわ」「皆さん、しぶとくいきましょう。諦めちゃ駄目よ」と笑顔を見せていました。記者の間では「行けばハズレなし」と評され、どんな時でも対応し、必ず何かしら芯をとらえた話をすることで知られてきました。ファンからは復帰を待望する声が上がっており、12月14日のディナーショーのチケットは完売しているということです。美川さんの活動を通じて、同じ病気と闘う多くの人々に勇気が届けられることが期待されています。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. 九州大と神戸大、重力波から「量子性」を世界初検出 未発見粒子グラビトン発見に前進
    九州大学と神戸大学の研究グループは2月13日、連星ブラックホールから放出される重力波を量子力学的に解…
  2. 「冬ソナ」“究極の純愛”が劇場に復活 日本限定4K版で名シーン解禁
    日本で韓流ブームの火付け役となった韓国ドラマ『冬のソナタ』が、4Kリマスターの劇場版『映画 冬のソナ…
  3. 中高年の管理職が転職で失敗する共通点とは?キャリアを築くための「3つのカギ」
    転職、特に中高年の転職において、有利で有効なものは何でしょう。ヘッドハンターとして、取締役候補や高度…

おすすめ記事

  1. 2025-8-25

    FC2創業者の高橋理洋被告に執行猶予判決 弁護側は「日米の価値観の違い」主張し控訴へ

    動画投稿サイト「FC2」でわいせつ動画を配信した罪に問われていたFC2創業者の高橋理洋被告(51)に…
  2. 網走刑務所で刑務作業を行う受刑者

    2025-7-21

    網走刑務所とはどんな場所?現役職員に聞いた歴史と受刑者の今

    強固な警備体制や凶悪事件の受刑者が収容されるイメージもある網走刑務所。映画やドラマなどの影響で、怖い…
  3. 横須賀刑務支所に建てられた第31回横須賀矯正展(2023年10月29日開催)の看板

    2023-12-8

    横須賀矯正展とは?刑務所内のブルースティックの生産工場も見学できる

    横須賀矯正展は年に一度、横須賀刑務支所により開催される刑務所イベントで、今回で31回目。横須賀刑務支…

2025年度矯正展まとめ

2024年に開催された全国矯正展の様子

【結果】コンテスト

【結果発表】ライティングコンテスト企画2025年9-10月(大阪・関西万博 第4回)

アーカイブ

ページ上部へ戻る