KIMIKA Zepp LIVE『unusual.』を開催!全国からファンが1,000人集結

2024年8月1日にZepp Shinjukuで開催されたアーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』の看板

2024年8月1日(木)アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』が、Zepp Shinjukuにて開催された。
KIMIKAは、約3ヶ月間にわたり全国を巡る路上ライブツアー(韓国も含む)を行い、Zepp Shinjukuでのライブに1,000人を動員するという目標を見事に達成。本記事では、路上ライブツアーの集大成ともいえるZepp Shinjukuでのワンマンライブの様子を詳しくお届けする。

目次

KIMIKAとは?

10代から音楽活動をはじめ、2018年に渋谷109が主催する「109路上ライブ」で優勝。同年に開催されたLINE LIVE主催の「スターダムオーディション」でも優勝し、レディー・ガガと共に歌を歌う機会を得て、レディー・ガガからも実力を認められた。渋谷から世界へ羽ばたいたシンガーでまさにこれからというタイミングで、コロナが影響して活動ができず。2023年秋、Instagramのリール動画をきっかけにKIMIKAへ再度注目が集まった。

今回のZepp LIVE『unusual.』に向けて、KIMIKAは全国35都市(韓国も含む)で路上ライブをして回るツアーを敢行。KIMIKAの一生懸命歌う姿や熱い想いに心を打たれた人も少なくないだろう。

開演前から早くもファンが集まる

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日開催)に参加するためにZepp Shinjukuに集まったファンたち

開演1時間半前からの開場だったが、早くもファンが集まりZepp Shinjuku前にはたくさんの人が。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日開催)でZepp Shinjukuに作られたファンお手製の撮影スポット
ファンお手製の撮影スポット

会場入り口はKIMIKA宛のお祝いの花や、ファンの方々によるお手製の撮影スポットで華やかに飾られた。

細部まで演出にこだわった「unusual.」

KIMIKAは、今回のライブに向けて企業の協力を得て、香りの演出をゼロからプロデュースした。「非日常を皆さんに届けたい」というKIMIKAの想いから、会場内には「シャンパン&ミモザ」の香りが広がり、特別な空間を演出していた。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日)が開催されたZepp Shinjukuの入口近くに並ぶパネルや展示物

入り口を通り抜けるとすぐにKIMIKAのパネルや展示物が並ぶ。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日)が開催されたZepp Shinjukuの会場へ向かう階段の壁に飾られたパネル①
アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日)が開催されたZepp Shinjukuの会場へ向かう階段の壁に飾られたパネル②

会場へ向かう階段の壁にもKIMIKAのパネルが展示されている。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日)が開催されたZepp Shinjukuで販売されていたグッズ

グッズ販売も行われ、開演前も終演後もファンが途切れることなく列を作っていた。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)のステージのセットと映像

「unusual.」のテーマは”美術館”。ステージ上のセットや映像は、美術館のような雰囲気を醸し出し、観客のライブへの期待感をより一層高めた。

Zepp LIVE『unusual.』を通してひとつの作品をつくる

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で開演直後に歌うKIMIKAとバンド&ダンサー

開演するとKIMIKAは勢いよく数曲を連続して熱唱し、ダンサーたちと共に激しいダンスを繰り広げながら、来場者を魅了した。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)を楽しむ1,000人のファンたち

この日を待ちわびた1,000人のファンは、KIMIKAの歌声やメッセージに耳を傾け、ライブに熱狂した。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でファンに語りかけるKIMIKA①

「みんなに会えるのを本当に楽しみにしてました!」とKIMIKAは笑顔で語り、ファンとの再会を喜んだ。

さらに、「今までずっと応援してくれたファンや今日初めて会う人、やっと会いに来てくれた人たちとの思い出を作ろう」と呼びかけ、会場は一体となって盛り上がった。

美術館をテーマとした『unusual.』というタイトルには、このライブを通じて、「みんなと共にひとつの作品を作り上げていきたい」というKIMIKAの想いが込められている。

切磋琢磨してきたKIMIKAとacane

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でKIMIKAと肩を組んで歌うスペシャルゲストのacane

スペシャルゲストには、acaneが参加。acaneもKIMIKA同様に、ライブハウスや路上ライブなどの活動を通じて注目を集めているシンガーだ。ステージに呼び込まれたacaneは、感極まって涙を浮かべながらKIMIKAとハグを交わした。

2年前に、手術が原因で思うように声が出なくなったというacane。

「歌を辞めようと思ったけど、KIMIKAが毎日のように連絡をくれて発声練習を教えてくれた。それからずっと発声練習して声が出るようになって、こうやって一緒にステージに立てて嬉しいです」とKIMIKAへの感謝を伝える涙ぐましいシーンになった。

KIMIKA自身も2年くらい思うように歌えなかった時期があり、「音楽なんてやらなきゃよかった」と思う瞬間があったという。しかし「acaneが負けずに歌い続ける姿を見てたらどうしても一緒にステージに立って欲しかった」と今回の共演が実現した。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で全国路上ライブツアーの思い出を語るKIMIKAと隣で話を聞くacane

「全国路上ライブツアーでは、acaneのファンにもたくさん支えられた。最初は観客が1、2人のライブハウスから始まって、少しずつ応援してくれる人が増えて、県を超えて海を超えて私に会いにきてくれて、大切な時間を使ってくれてこんなに幸せなことはないと思う」とKIMIKAは感謝を伝えた。

辛い時期を切磋琢磨し乗り越えてきた2人。
「音楽をやる意味ってなんだろう?誰かが辛いとき悲しいとき傍にあるものは限られるけど、いつも必要なとき音楽はずっと傍にいてくれる。acaneがまた楽しく音楽をしてもらえるように、みんなが元気をもらえるように」と話すKIMIKAと、寄り添うacaneの姿に来場者は感極まっていた。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で新曲を披露するKIMIKA

KIMIKAには多くのファンがいる一方で、SNS上には心無い言葉を投げかける人もいる。しかし、KIMIKAは「色んな人に何を言われても、自分が本当にやりたいことをブレずにやり続ければ、それすらも自分の力に変えて武器にしていける。それを伝えたくて、この曲をつくりました」と力強く語り、新曲を披露した。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でファンに語りかけるKIMIKA②

また、KIMIKAは大切にしていた友人とうまくいかなくなった経験から「ひとつのことを一生懸命に追いかけすぎると、いつの間にか一番近くにある大切なものを忘れちゃうんじゃないかな。忘れないように、曲を通して伝えていけたら」と来場者に向けて語りかけた。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でファンに語りかけるKIMIKA③

全国での路上ライブを含め今回もKIMIKAは「一番大事なのはみんなが自分のしたいことに素直でいること」と来場者へ語りかけた。

そして、ライブ終盤ではKIMIKAは自身の大切に想っていることを話した。
「みんなが幸せでいてくれないと私は全然幸せじゃないんです。綺麗事に聞こえるかもしれないけど本当に心からそう思ってます。

誰かにとっては綺麗事でも、私にとっては違うだけ。
誰かにとってはどうでもいいことでも、私にとってはどうでもよくないだけ。

そしたらこんなたくさんの仲間に会えました」
感謝と愛情に溢れた言葉に、会場いっぱいに拍手が響き渡った。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で「Pink Sunset」を歌うKIMIKA
「Pink Sunset」を歌うシーンでは、会場内がピンク一色に

KIMIKAが多くの葛藤に直面して先が見えなくなったとき、ロサンゼルスに滞在中、同行していた作曲家の岡嶋かな多が、「まだ辞めるのは早いよ」とKIMIKAを励ましたという。KIMIKAが毎日涙を流しながら語った思いを、岡嶋が親身に聞いてくれたことで生まれた曲が「Pink Sunset」である。2人が一緒に車の中で、窓に映る夕暮れを見ながら作り上げたこの曲には、「生きてるだけでこんなに幸せなのに、それを忘れちゃうことがあるよね」というKIMIKAの想いが込められている。

KIMIKAと1,000人で合唱した「This is Me」

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で「This is Me」を1,000人のファンと合唱するKIMIKA
全員で合唱した「This is Me」

全国路上ライブツアーでも何度も披露された「This is Me」は、KIMIKAにとって特別な曲である。渋谷109での路上ライブバトルで、KIMIKAが最後に歌ったこの曲が、彼女の出発点となったと言っても過言ではない。Zepp Shinjukuで1,000人の観客と共に歌い上げた光景は圧巻だった。

ファンからKIMIKAへのサプライズ

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でファンからの誕生日のサプライズに驚くKIMIKA
サプライズにびっくりするKIMIKA

「This is Me」を歌い終え、最後の曲へ進もうとしたとき、突然ハッピーバースデーの歌が流れ出した。なんとファンがケーキと応援メッセージ入りの横断幕を、サプライズで準備していたのだ。KIMIKAはびっくりした様子でとても喜び、会場に来ていた両親に対しても「みんなありがとう。パパ、ママ、本当に幸せです」と深々とお辞儀をして感謝を伝えた。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でKIMIKAへのサプライズとして用意した横断幕メッセージを募集する看板
アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)でKIMIKAへのサプライズとして用意した横断幕にメッセージを書くファンたち

横断幕に書かれた応援メッセージは、開場前にファンが募っていたものだった。初めてKIMIKAを見に来た人にとっても、彼女がどれだけファンに愛されているかが伝わる感動的な場面となった。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で最も辛かった時期に作った「Feel Something」を歌うKIMIKA
「Feel Something」を歌うKIMIKA

最後の曲は、KIMIKAが最も辛かった時期に作った「Feel Something」

「辛くても私はまだ生きている。命があることも、愛されることも当たり前じゃない。愛されることに少しずつ慣れて、”自分なんか”って思わないようにしてください。どうかこの曲がみんなの人生のテーマにもなりますように」と語りかけ、力強く歌い上げた。会場全体が一体となり、ライブは最高の盛り上がりの中で幕を閉じた。

夢を追いかけ続けるKIMIKA

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で1,000人のファンに感謝を伝えるKIMIKA①
来場者全員へ感謝を伝えるKIMIKA

いままで300人までしか集めたことがなかった私が
いきなり1000人なんて集められるのだろうか
期待してもらえる以上のことを返せるのだろうか
そんな不安もありました。

(公式Instagramより引用)

ライブ当日まで、KIMIKAは不安と葛藤を抱えていたことを公式Instagramで明かしたが、結果的にライブは大成功を収めた。

「会いたい人に会っていますか?好きな人に好きって伝えていますか?」

KIMIKAは全国路上ライブツアーで、この言葉を毎回伝えてきた。このメッセージに共感した多くのファンが、全国からKIMIKAに会いに駆けつけたのだろうか。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)のライブ終了後に挨拶をするKIMIKAと演者たち
ライブが終わり、演者全員で挨拶

「渋谷109路上バトル」を開催した木村社長は、数年前に「もっと若者が夢を追える環境を作りたい」と語っていた。その言葉に応えるように、KIMIKAはライブハウスや路上での活動を続けた。今では、歌舞伎町タワー前の路上スペースは公認で路上ライブができるようになり、路上アーティストにとって活躍できる場ができたことで木村社長の願いが形になった。

「誰か1人が動くと、たくさんの力が動いていくこの世の中は、まだまだ捨てたもんじゃないって思いませんか?暗いニュースや嫌なことばかり目につくかもしれないけど、私たちはまだ夢を見ることができると思います。これから大人の青春を一緒に歩んでいきましょう」と、力強いメッセージでライブを締め括った。

アーティストKIMIKAのワンマンライブ『unusual.』(2024年8月1日・Zepp Shinjuku開催)で1,000人のファンに感謝を伝えるKIMIKA②
来場者全員へ感謝を伝えるKIMIKA

5大都市ツアー(北海道・東京・名古屋・大阪・福岡)の開催が決定し、2025年3月8日(土)ZeppShinjukuに再びKIMIKAがステージに戻ってくる。

日程、会場の詳細は、KIMIKAスタッフInstagramをチェック。
https://www.instagram.com/p/C_XucjKvid5/

KIMIKAの歌声、KIMIKAという人に直接触れられる機会へぜひ行ってみてほしい。

https://www.instagram.com/p/C-LGD10SMD1/?img_index=1
(KIMIKAのInstagramより)

「unusual.」に向けてKIMIKAがプロデュースした香りが公式グッズとして販売されるようだ。ライブに行った方にとっては当日の様子が思い出される香りだろう。

■KIMIKA
https://www.japanmusic.jp/talent/kimika/
https://www.instagram.com/xiahmin16/
https://x.com/xiahmin16
https://youtube.com/@kimikaofficial
https://www.tiktok.com/@kimikaofficial

■acane
https://www.instagram.com/acane0129/
https://vt.tiktok.com/ZSPQotps/

・Music Joint -Vol.3-
日程:2024/11/9(土)
17:30開場 / 18:00開演
場所:渋谷Star lounge ( 〒150-0042東京都渋谷区宇田川町4-7 1F)
出演: acane/KIMIKA/のんぴー
チケット販売スケジュール: 9/23 20:00より販売開始
チケットについて:4,000円+1ドリンク

・2025.01.25(sat) @voodoo lounge ※詳細未定

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. 「医療費を抑える5つのポイント 節約生活でも最適な医療を受けるために・・」ライター:秋谷進(東京西徳洲会病院小児医療センター)
    一人当たりの医療費は年間平均36万8,000円。75歳以上が95万6,000円に対して、75歳未満は…
  2. 韓国の政界に激震が走りました。高官犯罪捜査庁(高捜庁)が1月19日、現職の尹錫悦(ユン・ソンニョル)…
  3. 三井住友銀行は、2026年4月に入行する大学新卒社員の初任給を現行の25万5,000円から18%引き…

おすすめ記事

  1. 服役中に亡くなった受刑者の対応について東京報道新聞が取材した宮城刑務所の分類審議室で働く職員さん

    2024-10-31

    服役中に亡くなった受刑者はどうなる?宮城刑務所分類審議室の職員に聞く

    受刑者は全員が刑期を終えて出所できるとは限りません。健康上の理由で極めて重篤な状態に陥ったり、あるい…
  2. 「血液型って4つだけ?組み合わせによって種類は数百万」ライター:秋谷進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

    2024-3-27

    血液型って4つだけ? 組み合わせによって種類は数百万

    お父さんの血液型がAB型、お母さんがO型。お子さんがO型ってことあるの?血液型は4つしかないの?私た…
  3. 刑務所看護師の仕事内容について東京報道新聞のインタビューを受ける宮城刑務所の看護師現場の実態

    2024-10-29

    刑務所看護師ってどんな仕事?宮城刑務所の看護師に聞く現場の実態

    刑務所内では、受刑者の健康管理を行うために、看護業務を担う刑務所看護師が常駐しています。なかでも宮城…

2024年度矯正展まとめ

矯正展の2024年度開催スケジュールまとめ

【結果】コンテスト

東京報道新聞第5回ライティングコンテスト_結果発表

インタビュー

  1. 取材時に撮影したYOSHIの写真
    テレビ番組やYouTubeに出演するタレントで、マジシャンのYOSHIは、芸能事務所・44プロダクシ…
  2. 宮城刑務所の「機能向上作業」の取り組みについて東京報道新聞がインタビューした作業療法士さん
    刑務所での認知機能改善への取り組みとして、現在全国で10人以上の作業療法士が刑務所に常勤し、受刑者の…
  3. 宮城刑務所の矯正医療について東京報道新聞がインタビューした矯正医官(お医者さん)
    服役中の受刑者が体調を崩したり病気にかかったりしたときに診察するのが、刑務所で勤務する医師である「矯…

アーカイブ

ページ上部へ戻る