東京報道新聞

大手テクノロジー企業Appleが、イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの衛星通信網「スターリンク」とのコラボレーションを開始しました。これにより、iPhoneユーザーは電波の届かない場所でもインターネットに接続できるようになります。

Appleは以前から衛星通信事業者グローバルスターと提携し、緊急時の連絡手段を提供してきましたが、今回のスペースXとの協力により、より高速で安定した通信環境の実現を目指します。

一方、スペースXは米国の大手通信キャリアTモバイルとも連携。これまでサムスン電子のスマートフォンのみに提供していたスターリンクのサービスを、iPhoneにも拡大することになりました。

関係者によると、AppleとスペースXは密かにiPhoneとスターリンクの連携テストを実施していたとのことです。1月27日にリリースされたiOSの最新アップデートで、いよいよその成果が披露されることとなりました。

現在、Tモバイルは限られたユーザーを対象に、iPhoneでのスターリンクサービスのベータテストを開始しています。参加者からは「どこにいても衛星経由で通信が可能になった」と好意的な声が上がっています。

今後、このサービスが本格的に展開されれば、圏外でも自由にインターネットを利用できる時代が到来するでしょう。災害時の通信手段としても、大きな役割を果たすことが期待されています。

ネット上では、「この技術の普及が進めば遭難者をかなり救う事ができるのでは」「ドコモ網とかAU網とかでも使えるようになってほしい」「他の機種にどこまで対応されるのか気になるところ」などの意見が寄せられています。

中解像度の画像や音楽、ポッドキャストが利用可能

AppleのiOS 18.3アップデートにより、iPhoneがスペースXの衛星通信網スターリンクに対応したことが話題となっています。投資会社IBCグループのマリオ・ナウファル氏は、これを「ゲームチェンジャー」と評しました。

イーロン・マスク氏によると、現状のスターリンクでは中解像度の画像や音楽、ポッドキャストが利用できるとのことです。また、「次世代のコンステレーションでは、中解像度の動画にも対応する」と発言しています。

本サービスでは、Tモバイルの通信網に接続したiPhoneが圏外に出ると、自動的にスペースXの衛星に接続します。現在はテキストメッセージのみの対応ですが、将来的にはデータ通信や音声通話にも拡張される予定です。