
ポルトガルパビリオンとは
2025年大阪・関西万博に出展するポルトガルパビリオンは、「海洋:青の対話」をテーマに、海洋国家としての歴史と未来志向のビジョンを融合させた展示が行われています。海洋生態系の保全と持続可能な経済成長を組み合わせた革新的な解決策について、ポルトガルの持つ独自の知見と文化を紹介。隈研吾氏が設計した建築デザインは、大航海時代の帆船を思わせる曲線的なフォルムが特徴で、自然と調和した空間が訪問者を迎えます。
ポルトガルとはどんな国?
ポルトガルはヨーロッパ南西部に位置し、かつて世界中に航路を切り拓いた大航海時代の中心国として知られています。現在では、温暖な気候と豊かな食文化、美しい海岸線を有する観光立国である一方、再生可能エネルギーや海洋研究などの分野でも国際的に注目されています。多様な文化を受け入れる包容力と、持続可能な未来への意識を併せ持つ国です。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博において、ポルトガルは自国の歴史と文化を紹介する展示を行いました。特に、大航海時代における冒険精神と国際交流の歩みが強調され、模型や映像などで海洋国家としての軌跡をわかりやすく紹介。日本との交流史にも触れ、16世紀から続く文化的つながりを再認識させる内容でした。穏やかながら深みのある展示は、多くの来場者の印象に残りました。
今後のポルトガルに期待すること
ポルトガルには、今後も海洋技術や再生可能エネルギーの分野で国際社会を牽引する存在としての活躍が期待されます。環境と文化の共存をテーマに、持続可能な未来に向けた実践的な取り組みを続けることが世界から求められています。また、日本との歴史的なつながりを活かした民間レベルでの文化・経済交流もさらに深まることが望まれます。万博を通じた新たな架け橋の誕生が期待されます。