
中国パビリオンとは
2025年大阪・関西万博に出展する中国パビリオンは、「自然と共に生きるコミュニティの構築ーグリーン発展の未来社会ー」をテーマに掲げ、古代中国の書物「竹簡」をモチーフにした外観で来場者を迎えます。展示内容には、古代文明の出土品のレプリカをはじめ、目玉の一つである「月の裏側の砂」などがあります。海外パビリオンの中でも最大級の規模で、無形文化遺産の展示や実演に加えて、文化・観光のPR、学術交流や経済・貿易フォーラムなどのイベントが開催される予定です。
中国とはどんな国?
中国は東アジアに位置し、世界最多の人口を抱える国です。経済成長が著しく、製造業、デジタル経済、宇宙開発など多くの分野で国際的な影響力を拡大しています。悠久の歴史を持つ文化大国でもあり、哲学、芸術、建築など多彩な伝統を現代に受け継いでいます。現在は「共に繁栄する世界」を掲げ、グローバルな協力関係を重視する外交政策も展開しています。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博では、中国(当時は中華民国、現在の台湾)が公式参加し、伝統工芸や美術品を中心とした展示を行いました。一方、中華人民共和国(現在の中国本土政府)は正式には参加していませんでした。そのため、2025年の万博は、中国本土として初めて大阪万博に全面参加し、自国の発展を紹介する重要な機会となります。
今後の中国に期待すること
今後の中国には、世界的課題の解決に向けたリーダーシップがより一層期待されます。気候変動、医療、食糧問題といった分野で国際社会と協力し、持続可能な未来に貢献する姿勢が求められます。また、多様な文化交流を通じて、相互理解を深める架け橋となる役割も重要です。大阪・関西万博がその新たな一歩となることを期待したいところです。