
オーストリアパビリオンとは
オーストリアパビリオンは、テーマである「オーストリア:未来を作曲」のもと、音楽と文化を通じて革新と創造性を発信します。螺旋状の壮大な建築は楽譜をモチーフにしており、訪れた人々にオーストリアの伝統と未来を体験させます。BWM デザイナーズ&アーキテクツが設計し、展示コンセプトはfacts and fictionが担当。持続可能な発展を意識したデザインとインスピレーションが来場者に響く、唯一無二のパビリオンです。オーストリアの伝統菓子も楽しめます。
また、オーストリア大使館観光部が、6月2日~8日を「オーストリア・ツーリズム・ウィーク」と定め、オーストリア観光大使のHYDE氏とのコラボ企画を実施する予定です。
オーストリアとはどんな国?
オーストリアは、ヨーロッパの中央にあり、壮麗な歴史と魅力的な観光地が広がる国です。ハプスブルク家の栄華を象徴するシェーンブルン宮殿やホーフブルク宮殿、音楽の都ウィーンではモーツァルトやベートーヴェンの足跡を辿れます。アルプスの絶景とザルツブルグの美しい絵画のような街並みで、伝統と革新が融合。カフェ文化やウィーン菓子も楽しめます。歴史と芸術の息づくオーストリアでしか味わえない体験ができておすすめです。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博に出展したオーストリア館は、「知力、心、筋力で – オーストリアの動力機械」をテーマに掲げました。当時のオーストリアは、1970年3月に社会民主党のブルーノ・クライスキーが首相に就任し、単独政権が始まった時期で、失業増大、物価上昇、国際収支の赤字といった経済課題に直面していました。このため、万博では産業や科学技術の成果をアピールし、経済的な回復と国際的な地位向上を目指しました。音楽の国として知られるオーストリアの文化、芸術も紹介され、多角的な魅力を発信しました。
今後のオーストリアに期待すること
2025年以降のオーストリアは、経済回復と環境先進国としての役割強化が期待されます。ウィーン工科大学と国立情報学研究所の協力、スマート工場EXPOでの成果に見る科学技術の発展も期待でき、脱炭素へ向けた再生可能エネルギー投資加速や排出量取引制度活用で、持続可能な社会へのリードも期待。日本との関係では、オーストリア企業の技術提携や文化交流が深まっています。2025年のヨハン・シュトラウス生誕200周年など、豊かな文化・芸術の魅力も健在で、観光業は持続可能な発展を目指し、ウィーンやザルツブルクが新たな魅力の発信も楽しみです。