
世界的人気グループBTSの所属事務所として知られるHYBEをめぐる金融不正疑惑が新たな局面を迎えています。同社を一代で築き上げた房時赫(パン・シヒョク)会長が15日朝、ソウル市内の警察施設に姿を現し、資本市場関連法違反の疑いについて事情聴取を受けました。
問題の核心は、HYBE株式の上場プロセスにおける不透明な取引にあります。捜査当局の調べでは、2019年当時、房時赫氏が投資家らに対して株式公開時期の延期を告知しました。この情報を利用して、既存株主から株式を安価で買い取る仕組みを構築したとされています。
具体的には、HYBE経営陣が関与する投資ファンドが設立した企業体が、上場延期情報を受けた投資家から株式を購入しました。その後、予定通り株式公開が実施されると、房時赫氏は売却差益の相当部分を受け取ったとみられています。
この一連の取引により、房時赫氏側が得た利益は約200億円規模に上ると推定されています。警察は2024年から内偵捜査を開始しており、金融当局の専門チームも並行して調査を進めている状況です。
房時赫氏は報道陣の前で、「私事でご心配をおかけして申し訳ありません」と謝罪の言葉を述べましたが、弁護側は房時赫氏の行為は正当な投資活動の範囲内だったと反論しています。
韓国エンタメ産業の象徴的存在であるHYBEをめぐる今回の疑惑は、K-POP業界全体の信頼性にも影響を与える可能性があります。
房時赫氏の軌跡 エリート出身からK-POP帝国の築き手へ
房時赫氏は1972年8月生まれの53歳で、韓国エンタメ業界を代表する実業家として知られています。
ソウル大学美学科を優秀な成績で修了した同氏は、恵まれた家庭環境で育ちました。父親は同大学出身のエリート官僚、妹は名門梨花女子大学を卒業後ジュエリーデザイナーとして活動するなど、一族揃って高学歴のエリート家系です。
キャリアの転機となったのは2005年で、当時所属していたJYPエンターテインメントから独立し、自身の音楽制作会社Big Hit Entertainmentを立ち上げました。この決断が後に世界的現象となるBTSの誕生に繋がることになります。
音楽プロデューサーとしての手腕を発揮し、BTSを世界的スターダムに押し上げた功績により、2017年に大統領表彰を受賞するなど数々の栄誉を獲得しています。
組織運営面では、2021年7月にHYBEの最高経営責任者から取締役会長職に転身しました。経営の第一線から一歩引いた立場で企業戦略を指揮しています。
また、BTSに続く次世代グループTXT(TOMORROW X TOGETHER)の成功も手がけるなど、K-POP業界における影響力は計り知れません。今回の金融不正疑惑により、これまで築き上げてきた名声と企業価値に大きな影響が懸念される状況となっています。








に第51回横浜矯正展が開催された横浜刑務所の入り口-280x210.jpg)



-300x169.jpg)