ウマ娘訴訟問題、コナミの主張が判明 ゲームシステムの一部が特許侵害に該当

サイバーエージェントの傘下であるサイゲームスは、人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』に関して、コナミデジタルエンタテインメントから特許権侵害で訴えられたことを発表しました。このゲームは2021年2月にサービスが開始され、年間売上高が1,000億円を超える大ヒットを記録しています。

本ゲームは実在する競走馬の名前や特徴を基に擬人化されたキャラクターを育成し、レースで競争させるというゲーム性を採用しており、それがコナミから訴訟を受ける一因となっています。

コナミは40億円規模の損害賠償を求めるとともに、『ウマ娘 プリティーダービー』の配信停止を求めました。その背景には、コナミが1990年代から提供している『実況パワフルプロ野球』シリーズなどのゲームシステムやプログラムについて、多数の特許権を保有していることが関係しています。

これらと『ウマ娘 プリティーダービー』のシステムとの間に権利侵害があると、コナミは主張しています。特許侵害の訴状には詳細な比較が含まれており、特に『ウマ娘 プリティーダービー』のキャラクター育成システムが争点となっています。

ウマ娘訴訟問題|ゲーム業界全体に影響を与える可能性

ゲーム業界に衝撃を与えている「ウマ娘訴訟」の核心は、特許権侵害に関する主張にあります。問題となっているのは、『ウマ娘 プリティーダービー』のシナリオに基づくキャラクターのトレーニングと育成、そして育成が完了したキャラクターの利用方法です。これらの要素が、コナミから特許権侵害と指摘されています。

また、同ゲームに存在する「サポート効果」という仕組みも焦点となっており、特定の条件を満たすキャラクター同士を一緒に練習させることでパラメータが向上するこのシステムも、特許侵害の対象とされています。

コナミは権利の一部を行使したに過ぎず、「追って請求の拡張を予定している」と声明を発表しました。その一方で、『ウマ娘 プリティーダービー』の開発元であるサイゲームスは、「特許権を侵害している事実はない」との立場を表明した上で、サービスを引き続き提供していく方針を示しています。

この訴訟における業績への影響は、サイバーエージェントの財務にとっても大きな課題です。2023年3月末時点で1,800億円以上の現預金を保有していますが、本ゲームは同社の主要収益源であり、その運営から撤退することは業績悪化に直結します。

「ウマ娘訴訟」は、業界全体に対する訴訟リスクの再認識を促しており、訴訟の結果次第では、ゲーム開発の自由度に影響を及ぼす可能性があります。

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