Google、AI同時通訳搭載の新型スマホ「Pixel 10」を8月28日から順次発売

米Googleが20日、最新スマートフォン「Pixel 10」を8月28日から順次発売すると発表しました。直販サイトでは、128GBモデルが12万8,900円、256GBモデルが14万3,900円で販売されます。

同機種の最大の特徴は、人工知能(AI)による音声通話のリアルタイム同時通訳機能を標準搭載している点です。

通話中に同時通訳を利用する際は、まずAIが「通訳を始めます」との音声ガイダンスで機能の作動を知らせます。その後、ユーザーが日本語で話すと、AIが話者の声質に近い英語音声に瞬時に変換して相手に伝達されるという仕組みです。

逆に相手が英語で話した内容は日本語に翻訳され、同時に画面上にテキスト表示されます。対応言語は英語を起点とした場合、日本語を含む10言語での翻訳が可能です。

ただし、日本語からの翻訳は現在のところ英語のみに限定されています。同社は本機能について「まだ友達と会話するためのものではなく、店舗予約などシンプルで定型の会話に向く」と説明しており、より高度な対話への対応は今後の課題となりそうです。

AI活用機能を大幅拡充 価格は据え置きで競争力強化

「Pixel 10」には通訳機能以外にも多数のAI搭載機能が組み込まれています。撮影支援機能では、カメラ使用時にAIが最適な撮影アングルやズーム倍率を「もう少し上に向けて2倍ズームを選択してください」といった具体的なアドバイスで案内します。

注目すべきは「マジックサジェスト」と呼ばれる機能で、利用者の行動に応じてAIが関連情報を自動表示します。例えば航空会社への電話中には、Gmailから該当する予約番号を自動検索して画面に表示するなど、状況に応じたサポートを実現しています。

価格としては、基本モデルの「Pixel 10」は17万4,900円から、高性能カメラを搭載した「10 Pro」は17万4,900円から、折り畳み式の「Pro Fold」は26万7,500円から展開予定です。

米中貿易摩擦による関税上昇懸念が高まる中、前モデルからほぼ据え置きの価格設定で市場競争力の維持を図っています。

また、AI技術の悪用防止策として「電子透かし」機能を初搭載しました。Pixelシリーズで可能な写真の背景変更や人物配置の調整といったAI加工機能について、業界標準の「C2PA」技術によりAI生成であることを示すデータを埋め込みます。

これにより、SNS上でのフェイクニュース拡散防止に貢献することが期待されています。

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