
自民党の小林鷹之元経済安全保障担当大臣が11日、石破茂首相の後任を選ぶ総裁選挙に立候補する意向を正式に表明しました。9月22日告示、10月4日投開票で行われる総裁選への立候補意向表明は、茂木敏充前幹事長に続いて2人目となります。
小林氏は国会内で記者団に対し「中間層や若者世代、現役世代がもっと元気になるような、将来に対して夢と希望を感じられるような日本を作っていきたい。この度、私、小林鷹之はその先頭に立って自由民主党の総裁選に臨む、その覚悟を固めました」と述べ、正式に出馬意向を表明しました。
小林氏はバブル崩壊後の30年を「重苦しい時代」だったと振り返り、「若い世代、現役世代に同じような思いを味わわせることはできない」と強調。さらに「私たち政治家が成長を決して諦めることはしない。日本を必ず成長させる」と意気込みを語りました。立候補に必要な推薦人20人については、確保の目処が付いているとし、16日に正式な出馬記者会見を開く方針を明らかにしました。
物価高対策を巡っては、消費税減税を排除せず野党との協議に臨む考えを示し、「物価高対策などにはさまざまなアプローチがある中で、聖域を設けずひとつひとつ検討したい」との姿勢を示しています。
小林氏は2024年9月の総裁選では9候補中5位という結果でした。今回は2度目の挑戦となり、保守系の若手リーダーとして党内での影響力拡大を目指しています。東京大卒、米ハーバード大院修了で、財務省出身の5選議員として、防衛政務官や衆院憲法審査会幹事、経済安保担当相などを歴任してきました。
高市早苗氏も立候補の意向を固める
一方、高市早苗前経済安全保障担当大臣も11日夜、自身を支持する議員らおよそ20人と会合を開き、総裁選に立候補する意向を固めたことを関係者に伝えました。同日、岸田文雄前首相との面会でも出馬意向を伝達し、岸田氏からは「頑張って」との応答があったとされています。
高市氏の陣営幹部である黄川田議員によると、この会合で高市氏は総裁選に立候補する意向を固めたことを伝え、来週に正式な立候補会見を開いて政策などを示すということです。立候補に必要な推薦人20人についても「めどが付いた」と明らかにしており、17日にも記者会見を開く計画を検討しています。
高市氏は前回2024年9月の総裁選では決選投票まで進み、石破首相と激戦を繰り広げた経験があります。世論調査では次期首相にふさわしい人物として常に上位に名前が挙がっており、保守層からの強い支持を背景に今回の総裁選でも有力候補の一人とみられています。
今回の総裁選は国会議員票と党員・党友票によるフルスペック方式で10月4日に投開票が行われる予定で、石破首相の辞任表明を受けて「ポスト石破」を巡る動きが活発化しています。












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