
自民党総裁選挙の情勢に大きな変化が生じています。これまで国会議員票で優勢とされていた小泉進次郎農相の陣営に「ステマ問題」が浮上し、党員票調査では高市早苗前経済安保相が逆転首位に立ったことが明らかになりました。
週刊文春の報道により、小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が、ニコニコ動画において小泉氏を称賛するコメントの投稿を陣営関係者に依頼していたことが判明しました。メールには「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」といった具体的な例文が24件記載されており、他候補を中傷する「ビジネスエセ保守に負けるな」などの表現も含まれていました。
小泉陣営はこの事実関係を認め、小泉氏自身も26日の記者会見で「一部行き過ぎた表現があった」として陳謝しました。しかし、この問題はステルスマーケティング(ステマ)として批判を浴び、「総裁選辞退」がSNSでトレンド入りするなど、大きな波紋を呼んでいます。
日本テレビが23日から24日にかけて実施した党員・党友調査では、高市氏が34%で1位となり、前回調査でトップだった小泉氏の28%を上回りました。この結果について、高市陣営の幹部は「高市氏のメッセージが伝わったから」「他の候補者より高市氏の訴える政策は自民党員に刺さっている」と分析しています。
一方、小泉氏の支持率低下について、政治関係者は「小泉氏のクリーンなイメージがこれで傷ついた」との声があがっており、ステマ問題の影響が指摘されています。
国会議員票では、小泉氏が70票を超える支持を集めており依然としてリードを維持しています。高市氏は39票、林芳正官房長官が47票という状況です。党員票と議員票を合わせた全体では、小泉氏152票、高市氏139票で、3位の林氏が98票と続いています。
他候補の対応と今後の展望
27日夜のオンライン討論会では、他の4候補は小泉氏のステマ問題について批判的な姿勢を示さず、むしろ「小泉氏が潔く認めた」として評価する発言が相次ぎました。林官房長官は「リーダーとしてあるべき姿だ」と述べ、党の結束を重視する姿勢を示しています。
今回の総裁選は、党員票が国会議員票と同数の295票ずつ配分されるフルスペック方式で実施されており、党員票の動向が勝敗を大きく左右します。多くの議員が「小泉氏、高市氏の決選投票になるのでは」と予測していますが、ステマ問題の影響がどこまで広がるかが今後の焦点となります。
投開票は10月4日に行われ、石破茂首相の後任を決める重要な選挙として、残り1週間の攻防が注目されています。









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