
2025年10月1日から、日本の家計に大きな負担をもたらす値上げラッシュが本格的に始まりました。帝国データバンクの調査によると、10月に値上げされる食品・飲料は3024品目に達し、これは今年4月以来、半年ぶりに3000品目を超える大規模な値上げとなります。値上げラッシュの中でも特に注目されるのが、ペットボトル飲料の価格改定です。大手メーカー各社が一斉に値上げに踏み切り、コカ・コーラやキリンビバレッジなどの500ml商品が税抜き180円から200円に引き上げられました。
この値上げの背景には、原材料価格の高騰(96.1%)に加え、物流費(78.8%)、エネルギー費(64.3%)、包装資材費(62.9%)、人件費(50.2%)の上昇があります。円安による影響は12.1%にとどまり、物価上昇の主因が海外要因から国内コストにシフトしている状況が明らかになっています。
飲料業界では「酒類・飲料」分野が最も多く2262品目の値上げが実施され、全体の7割以上を占めています。特にペットボトル飲料については、アサヒ飲料の三ツ矢サイダーが216円、サントリー天然水が190円、午後の紅茶やお~いお茶も200円台に突入しました。
光熱費も同時値上げで家計への二重の打撃
値上げラッシュに追い打ちをかけるように、10月分の電気・ガス料金も政府補助金の終了により全社で値上がりしました。東京電力管内の平均的な家庭では電気代が9月より520円高い8652円となり、都市ガス4社でも東京ガスが222円値上げして5710円となっています。
政府は7月から9月まで夏季の冷房使用に対応する補助金を支給していましたが、10月分からこの支援が打ち切られることで、光熱費の負担が一気に増加することになります。電気代の値上げ幅は全国で467円から536円、都市ガスは172円から222円の範囲で上昇し、家計にとって二重の負担となっています。
街頭でのインタビューでは「上がらないのは給料だけ」「率直に困る。電気・ガスもそうだし、納豆も上がると困る」といった切実な声が聞かれており、消費者の家計防衛意識の高まりが顕著に表れています。一方で、東武ストアが304品目を最大40%値下げするなど、小売業界では企業努力による価格維持の取り組みも見られています。
今回の値上げラッシュは一時的なものではなく、帝国データバンクでは2025年通年の値上げ累計が2万381品目に達すると予測しており、家計への継続的な影響が懸念される状況となっています。












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