
10月13日、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げた大阪・関西万博が184日間の会期を終えて閉幕しました。大阪市此花区の人工島・夢洲で開催されたこの国際博覧会には、158の国・地域が参加。一般来場者数は2500万人を超え、史上最大規模の万博として幕を閉じました。
開幕当初は来場者数が低調で先行きに懸念もありましたが、9月12日以降は連日20万人以上が来場し、大盛況となっています。最終的な来場者数は、1970年の大阪万博の約6421万人に次いで国内過去2番目の記録となり、万博史に新たな1ページを刻みました。
会場では、閉幕に向けて関係者やスタッフ約2000人が大屋根リングで「フレンドシップリング」を作るイベントを開催。午後2時から行われた閉会式には秋篠宮さまご夫婦が臨席し、秋篠宮さまは「これからも世界が手を携え『いのち輝く未来社会』を創り上げていくことを期待しております」と述べられました。また、次回2030年の登録博覧会開催国であるサウジアラビアに、博覧会国際事務局(BIE)の旗が引き継がれています。
日本国際博覧会協会は7日、万博の運営収支が230億円から280億円の黒字になる見込みを発表しました。最終的な収支は会場の解体費や債権・債務の整理なども含め、協会が解散する2028年3月以降に確定する予定です。ただし、現時点で2005年愛知万博の129億円を超える利益水準に達することがほぼ確実となっています。
入場券販売は10月3日時点で約2206万枚となり、黒字化の目安とされた1800万枚を大幅に超過。前売り券の販売が低調だった開幕前の状況から一転し、SNSや口コミで万博の魅力が広がり、入場券販売が急伸しました。
批判から一転、ミャクミャクが万博の「稼ぎ頭」に
大幅黒字の主要因となったのは、入場券販売の好調と公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売です。当初「気持ち悪い」「怖い」と批判されていたミャクミャクは、開幕後に「可愛い」との声が広がり、大人気となりました。
ミャクミャク関連の公式ライセンス商品の売上高は8月末時点で約800億円に達し、1000億円を超える可能性も示唆されています。ミャクミャクぬいぐるみなどのグッズを求めて2時間から3時間待ちの長蛇の列ができるほどで、万博の財政を支える「稼ぎ頭」となりました。
会場内の近鉄百貨店オフィシャルストアでは、連日満員電車のような混雑が発生。会場外でも、大丸梅田店や近鉄百貨店あべのハルカス本店などでミャクミャクグッズが飛ぶように売れています。近鉄百貨店は、万博効果により3月から8月期の連結業績売上高予想を当初の599億円から625億円に上方修正するなど、万博開催による経済波及効果の大きさを示しています。

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