
アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が、北米における外国映画の歴代興行収入で第1位を記録したことが、配給元のアニプレックスより10月17日に発表されました。これは2000年に公開された中国映画「グリーン・デスティニー」が保持していた記録を、実に25年ぶりに塗り替える快挙となっています。
7月18日に国内で公開された同作は、9月12日から北米で公開を開始しました。公開初週には7000万ドル(約103億円)という記録的なオープニング成績を達成し、日本アニメ映画史上初めて2週連続で興行収入1位を記録しました。その後も勢いは衰えることなく、北米での累計興行収入は1億2862万ドルを突破し、これまで北米市場における外国映画として最高記録を保持していた「グリーン・デスティニー」の1億2853万ドルを上回りました。
全世界での成績も目覚ましく、10月13日までに日本を含む全世界で累計観客動員7753万人、総興行収入約948億円(6億5400万ドル)を記録しました。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの調べによると、この数字は2025年に公開されたすべての映画の中で、現時点で全世界興行収入第5位に位置しています。国内では公開88日間で興行収入364億円を突破し、「千と千尋の神隠し」を抜いて国内歴代2位となっています。
世界中で愛される「鬼滅の刃」の勢い
アニプレックスは発表の中で「日本を含む全世界の映画館にお越しいただいたお一人おひとりに、そして、作品を届けてくださっている劇場関係者の皆様ほか、多くの関係者の方々に、心より御礼申し上げます」とコメントしています。吾峠呼世晴氏による原作漫画は、集英社「週刊少年ジャンプ」で連載され、コミックスの全世界累計発行部数は2億2000万部を突破しています。
三部作として制作が発表されている「無限城編」の第一章となる本作は、鬼殺隊と鬼舞辻無惨率いる鬼たちとの最終決戦の幕開けを描いており、第二章、第三章の公開も控えています。日本のアニメーション作品が世界市場で新たな記録を打ち立てたことは、日本のエンターテインメント産業の力強さを示す象徴的な出来事となりました。








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