写真で見る大阪・関西万博「トルクメニスタンパビリオン」

2025大阪・関西万博のトルクメニスタンパビリオンの外観

トルクメニスタンパビリオンとは

2025年大阪・関西万博に出展しているトルクメニスタンパビリオンは、「より良い明日を作り出す(Inspiring a Better Tomorrow)」がテーマです。パビリオン内では、大型スクリーンでトルクメニスタンを紹介する映像や特産の絨毯などの展示を楽しめます。パビリオンの外観は、丸みを帯びた三角形のデザインで、「循環」「サステナビリティ」「生命の流れ」をイメージして造られています。

トルクメニスタンとはどんな国?

トルクメニスタンは中央アジアに位置し、国土の約70%をカラクム砂漠が占めるカスピ海に面した内陸国です。旧ソ連から1991年に独立し、世界有数の天然ガス埋蔵国として知られています。首都アシガバートには白亜の大理石建築が立ち並び、独自の発展を遂げてきました。また、トルクメン絨毯やアハルテケ馬など、長い歴史を持つ文化的資産も多く、遊牧民族の伝統を今に伝える国でもあります。国際的には閉鎖的とも評されますが、近年は段階的に交流を広げつつあります。

1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?

1970年の大阪万博当時、トルクメニスタンはソビエト連邦の一部であり、独自の国家としての出展はありませんでした。ソ連館内で間接的に中央アジア文化が紹介された可能性はありますが、トルクメニスタン固有の展示は確認されていません。そのため、2025年の出展は「独立国家トルクメニスタン」としての初の本格的な国際舞台となり、自国文化と国家ビジョンを世界に伝える貴重な機会となります。

今後のトルクメニスタンに期待すること

トルクメニスタンには、豊富な資源を背景に持続可能なエネルギー政策を展開しつつ、国際社会との対話を深める役割が期待されます。また、伝統文化の保護と若い世代への継承、観光資源の活用を通じて中央アジアの多様性を発信することも重要です。大阪・関西万博がその第一歩となり、閉ざされたイメージから開かれた未来志向の国家へと進化する姿が、世界に示されることを期待したいところです。

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