
2026年の映画賞シーズンの幕開けを告げる「第49回日本アカデミー賞」の優秀賞および新人俳優賞が19日に発表され、日本映画の多様さと層の厚さを示す顔ぶれが出そろいました。授賞式は3月13日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われ、ここで各部門の最優秀賞が決定します。
社会派からエンタメまで、2025年の豊作を象徴する作品群





優秀作品賞には、戦後日本を背景に歌舞伎界の生き様を圧倒的なスケールで描いた『国宝 KOKUHO』をはじめ、離島を舞台に人々の絆を描く『宝島 HERO’S ISLAND』、社会の閉塞感をあぶり出す緊迫のサスペンス『爆弾 SUZUKI=BAKUDAN』、切ない青春ラブストーリー『ファーストキス 1ST KISS』、そして市井の視点が光る『TOKYOタクシー』が選出されました。2025年公開作の豊かなラインナップを反映し、社会派ドラマから王道のエンターテインメントまでが競い合う、見応えのある布陣となっています。
アニメーション部門では、社会現象級の人気を維持するシリーズから意欲作までが並びました。
- 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
- 『劇場版「チェンソーマン レゼ篇」』
- 『ひゃくえむ。100 METERS』
- 『ペリリュー −楽園のゲルニカ−』
- 『劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像 フラッシュバック」』 以上の5作品が優秀賞を受賞。アニメーションが依然として日本映画市場の強力な牽引役であることを改めて印象づけています。
世代を超えた名演が激突する俳優部門
優秀主演男優賞には、『国宝』で渾身の演技を見せた吉沢亮、『宝島』の主演を務めた妻夫木聡のほか、『敵』の長塚京三、『秒速5センチメートル』の松村北斗、『爆弾』の山田裕貴が選ばれました。ベテランから若手まで、演技力とスター性を兼ね備えた俳優たちが顔を揃えています。
優秀主演女優賞には、『ナイトフラワー』の北川景子、『ドールハウス』の長澤まさみ、『TOKYOタクシー』の倍賞千恵子、『遠い山なみの光』の広瀬すず、『ファーストキス』の松たか子が選出されました。人間ドラマ、ラブストーリー、文学作品の映画化など、多彩なジャンルでスクリーンを彩った女優たちが高く評価されています。
新たな才能と映画界を支える功労者たち
新人俳優賞には、次世代を担う期待の7人が選出されました。
- 河内大和(『8番出口』)
- 白山乃愛(『秒速5センチメートル』)
- 中島瑠菜(『TOKYOタクシー』)
- 坂東龍汰(『爆弾』)
- 松谷鷹也(『栄光のバックホーム』)
- 見上愛(『国宝』)
- 森田望智(『ナイトフラワー』)
また、技術部門では『国宝』が作品賞や監督賞、撮影賞など最多13部門で計17の優秀賞に輝き、圧倒的なクオリティの高さを示しています。 特別賞関連では、2025年に惜しまれつつ世を去ったいしだあゆみ氏ら、長年にわたり日本映画に貢献してきた功労者に対し、追悼の意を込めて会長特別賞などが贈られることも発表されました。
授賞式の司会は羽鳥慎一&河合優実
授賞式の司会は、アナウンサーの羽鳥慎一と、前回の最優秀主演女優賞を受賞した俳優の河合優実が務めます。
羽鳥は「25年は大きな話題となった作品がたくさんありました。その一年間の集大成がこの賞だと思います」とコメント。初司会となる河合も「昨年初めて会場を訪れ、その輝かしさと諸先輩方の連帯が心に残りました」と述べ、映画ファンにとって素晴らしい一日となるよう意気込みを語っています。
日本映画界の「現在地」と「未来」を占う第49回日本アカデミー賞。3月の授賞式で、どの作品と俳優が最優秀の栄冠に輝くのか、大きな注目が集まっています。










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