25日、格闘家の朝倉未来が自身のTwitterにて、毎年大晦日に行われるRIZINの試合に出場しないことを明らかにしました。Twitterで朝倉未来は、「先に言っておきますが、大晦日は出ません」と意思をはっきり表明したあと、「頭がまだ痛いのと、準備期間が短すぎるので大事をとって。来年に備えます」と続けています。
23日に開催された総合格闘技イベント「RIZIN.39」では、ファン待望のフェザー級頂上決戦を制したクレベルに対し、榊原信行CEOは「ベラトールとの戦いも頼むよ」と言っていたことから、ファンの間では「大晦日に朝倉未来の姿が見れそう」「年末はベラトール対抗戦かな?」という声が上がっていました。
ファンたちはMMAの試合を期待していたこともあり、「2022年は格闘技頑張るって言ってたのに残念です」「朝倉未来が出ないと盛り上がらない!」「何も頑張ってないじゃん」など、朝倉未来を批判する意見が目立っています。
とはいえ、「体が一番なので仕方ない!」「しっかり休んでほしい」「体調が整うまで待ちます!」といった、朝倉未来を心配する声も多く寄せられました。
朝倉未来のRIZIN欠場の理由となった「メイウェザー戦」
9月25日、さいたまスーパーアリーナで開催された「超RIZIN」にて、朝倉未来とフロイド・メイウェザーは激闘を繰り広げました。このエキシビションマッチは、格闘技界に大きなインパクトを与えました。
試合はメイウェザーが朝倉未来に2R・TKOで勝利。2R終了のゴング直前にメイウェザーから強烈な一撃を受けた朝倉未来は、後ろに倒れ込むようにダウンし、そのまま復帰できず決着がつきました。
試合後のインタビューでは「まだ頭が痛い」と語っており、今回RIZIN欠場となったのはメイウェザー戦が原因だったのでは?と各所で予想されています。
なお、試合後にメイウェザーは「彼(未来)を誇りに思います。お客さんを盛り上げることに貢献しました。2Rフルで見せることができた」「未来に拍手を送ってください」など、朝倉未来を絶賛していました。
しかし、その意見とは裏腹に、バックヤードでは「試合中ニヤニヤカッコつけやがって」と、吐き捨てるように怒りをあらわにしています。さらに、2Rにダウンを奪ったパンチについて、「そこまで強く打っていないよ」とも語っています。
9月の超RIZINにて、メイウェザーと朝倉未来の実力差は明確になりましたが、朝倉未来の成長に大きくつながったはずです。大晦日のRIZINは欠場となったものの、これからの朝倉未来の活躍に期待したいところです。