【将棋史上初】棋士の佐藤九段がマスク未着用で反則負け 臨時対局規定の違反

28日、東京都渋谷区の将棋会館にて、第81期将棋名人戦・A級順位戦の4回戦で、佐藤天彦九段がマスク未着用のため反則負けとなりました。日本将棋連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、2022年2月1日より実施した臨時対局規定にて、「健康上やむを得ない理由がありあらかじめ届け出て認められた場合を除き、対局中は一時的な場合を除いてマスクを着用しなければならない」と、定めていました。

午前10時に始まった永瀬王座との対局時点では、佐藤九段はマスクを着用していましたが、夜間の終盤戦で長時間にわたってマスクを外していたことから、約30分が経過した時点で永瀬王座が関係者に「反則なのでは?」と指摘。

指摘を受けた日本将棋連盟の鈴木大介常務理事は、同じく日本将棋連盟の佐藤康光会長と協議し、マスク未着用による佐藤九段の反則負けが決定しました。

鈴木常務理事から反則負けを言い渡された佐藤九段は、「以前は、マスク着用の注意を受けていたケースもあった。今回は注意も受けていない」と反論。しかし、判定は覆ることなく佐藤九段の反則負けが確定しました。

なお、規定には判定に不服がある場合、「1週間以内に常務会に提訴することができる」とあるため、佐藤九段は提訴も視野に入れているとのことです。

2月1日から実施した臨時対局規定のマスクルール

日本将棋連盟が2月1日から実施した臨時対局規定では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、第8条第1項の対局規程として、臨時に以下のマスクルールが追加されました。

【第1条】

対局者は、対局中は、一時的な場合を除き、マスク(原則として不織布)を着用しなければならない。但し、健康上やむを得ない理由があり、かつ、予め届け出て、常務会の承認を得た場合は、この限りではない。

【第2条】

対局者は、対局場所たる建物内においては、対局以外の場合においても、できるかぎりマスクを着用しなければならない。

【第3条】

対局者が第1条の規定に反したときは、対局規定第3章第8条冒頭各号の違反行為に準じる反則負けとする。但し、この反則負けには、同条第1項及び第3項は適用しない。

また、「第4条」と「第5条」でも、マスクルールに関する内容が取り決められています。この取り決めや今回の反則負けに対し、「失格する前に注意できたのでは?」「集中してマスクを忘れていただけでしょ」「反則にすることか?」など、ネットやSNS上で波乱が生じています。

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