
米マクドナルドは6日、2027年末までに世界の店舗数を約2割増やし、5万店へと拡大する計画を発表しました。この計画により、新規出店は4年間で9,000店規模になり、1940年の1号店のオープン以来、史上最速のペースでの店舗拡大が見込まれます。
また、マクドナルドは人工知能(AI)を活用した店舗運営の効率化に取り組むため、Googleと戦略提携を結びました。今後、マクドナルドは2024年から年4~5%の割合で店舗数を増やす予定です。
世界的なインフレの影響を受けながらも、値上げ戦略で業績を伸ばしており、7~9月期には市場予想を上回る増収増益を達成しました。マクドナルドは店舗増加に加え、Googleとの提携によりサービスの質も向上させ、攻めの拡大路線を継続する意向です。
9月末時点でマクドナルドは世界約100ヶ国・地域に約4万1,000店を展開しており、70年代に1万店、2021年には4万店を突破しています。ネット上では、「増えるのは良いですが、衛生管理はしっかりしてもらいたい」「素晴らしい」「インバウンドも増えそのニーズはますます増えていくだろう」などの意見が寄せられています。
米マクドナルドがGoogleとの提携を発表|生成AIを店舗に導入
米外食大手マクドナルドは6日、テクノロジーの大手Googleとの新たな提携を発表しました。この提携により、マクドナルドは世界中の店舗で生成AIの導入を推進することを明らかにしました。この動きは店舗運営の効率化を図り、顧客の待ち時間を短縮するなどの効果が期待されています。
具体的には、Googleのクラウド技術や生成AIソリューションがマクドナルドの店舗に導入され、特にGoogleの生成AIを活用することで、店舗スタッフへの指導負担が軽減されるとされています。また、Google Cloudの専任チームがマクドナルドのイノベーションセンター「Speedee Labs」の周辺に常駐し、同チームと連携してさまざまな事業にAI技術を適用する計画です。
Googleのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、「我々の生成AIにより、マクドナルドでの食事体験がどう変わるのかを楽しみにしている」との声明を発表しました。この提携は、マクドナルドのサービスの質向上に向けた大きな一歩となることが期待されています。