
イギリスのエンジニア、ジェームズ・ハウエルズ氏は、1,200億円相当のビットコインへアクセスするために必要なハードディスクを探すべく、ごみ処理場の買収を検討しています。
2013年、ジェームズ・ハウエルズ氏の当時の恋人が誤ってハードディスクをごみと一緒に処分してしまったのです。それ以来、ジェームズ・ハウエルズ氏は10年間にわたって、地元自治体にハードディスクの回収を求めてきましたが、拒否され続けてきました。
現在、投資家の協力を得て、ごみ処理場の買収を目指しているとのことです。「自治体が適正な市場価格での交渉に前向きであれば、ごみ処理場の買収は実現可能な提案だ」と語っています。
ジェームズ・ハウエルズ氏によると、ごみ処理場には140万トン以上のごみがありますが、ハードディスクが含まれている可能性があるのは、そのうちの10万トン分の範囲であるとのことです。
ニューポートの地方自治体は、2026年度内にごみ処理場の運営を終了し、その跡地を利用して太陽光発電施設を建設することを予定しています。果たして、ジェームズ・ハウエルズ氏の落とし物探しは成功するのか、イギリス中が注目しています。
ビットコインの価格推移|2013年〜2024年
2009年に誕生したビットコインは、2013年に急激な価格上昇を見せ、1BTC約12万円を記録しました。しかし、2014年には暗号資産取引所Mt.Goxの閉鎖などの影響で下落し、2015年は2万5,000円から5万円前後で推移します。
2016年に入ると、ビットコインは徐々に回復の兆しを見せ始めます。年末には11万円程度まで価格が上昇しました。そして2017年、ビットコインは過去最高値を更新し、1BTC200万円を超える急騰を記録します。
しかし、2018年にはバブルが崩壊し、年末には30万円台まで価格が下落してしまいます。2019年は35万円から150万円の間で乱高下する不安定な相場が続きました。
2020年に入ると、新型コロナウイルスの影響で一時50万円台まで下落したビットコインですが、年末には130万円台まで回復。そして2021年、ビットコインは一時770万円超の過去最高値を記録しました。
しかし2022年には、大手暗号資産取引所FTXの破綻などの影響で230万円台まで価格が下落します。2023年は金融不安などを背景に価格が上昇し、年末には610万円台まで回復しました。
2024年、ついにビットコインは3月5日に1,000万円の大台を突破します。さらに12月16日には、過去最高値である1,660万円5,630円を記録したのです。このようにビットコインの価格は、この10年間で大きな変動を繰り返してきました。