パビリオンの外観-1024x577.jpg)
アラブ首長国連邦パビリオンとは
2025年大阪・関西万博に出展するアラブ首長国連邦(UAE)パビリオンは、「大地から天空へ(Earth to Ether)」というテーマを掲げ、価値観や文化的遺産から最先端のイノベーションに至るまで、UAEの物語を五感で体験できる没入型空間を展示しています。持続可能な都市開発、再生可能エネルギー、宇宙開発など、急速な発展を遂げるUAEの現代的イメージが体験型展示として紹介される予定です。デザインは、砂丘や風をイメージした曲線的な造形が特徴で、自然と革新の調和を象徴しています。
アラブ首長国連邦とはどんな国?
アラブ首長国連邦(UAE)は中東・ペルシャ湾岸に位置する連邦国家で、首都はアブダビ、最大都市はドバイです。石油資源によって急速に経済成長を遂げた後は、観光、航空、宇宙、テック分野など多角的な産業構造へと転換を進めています。寛容政策を掲げて多国籍人材を受け入れ、国際会議や博覧会の開催地としても注目を集めるなど、中東の中でも特にグローバル志向の強い国です。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博開催当時、UAEはまだ建国間もない時期(建国は1971年)であり、公式な出展は行っていませんでした。そのため、2025年の大阪万博は、UAEとして初の「大阪での本格的な参加」となり、国の発展とビジョンを世界に示す貴重な機会です。過去に出展の機会がなかった分、今回のパビリオンには強い意欲とメッセージ性が込められています。
今後のアラブ首長国連邦に期待すること
UAEには、中東と世界をつなぐハブ国家として、平和的・持続可能な未来の実現に向けたリーダーシップが期待されています。とくに再生可能エネルギー、水資源管理、宇宙探査といった分野での挑戦は、気候変動や資源問題に悩む世界へのヒントにもなります。大阪・関西万博を通じて、UAEの革新と寛容の精神がより多くの国々と共有されることに期待したいところです。