
今回の参議院議員選挙において、インターネット上での政治関連動画配信が前例のない規模に達していることが明らかになりました。
選挙情報サイト「選挙ドットコム」の最新調査によると、YouTube上で配信されている選挙関連コンテンツの90%以上が政党・候補者以外による第三者配信となっており、従来の選挙情報発信の構造が大きく変化していることを示しています。
特に注目すべきは視聴数の急激な増加で、公示日から6日間で累計約2億5,000万回という驚異的な数字を記録しました。これは、前回衆議院選挙の全期間(13日間)における総視聴数約2億7,500万回にほぼ匹敵する水準で、短期間での政治コンテンツへの関心の高まりを物語っています。
第三者による配信の大部分は、政治家の演説や討論番組の一部を抜粋・編集した「切り抜き動画」が占めており、視聴者の関心を引く刺激的な発言や論争シーンを集約する傾向が強まっています。
この現象の背景には、昨年実施された東京都知事選挙や兵庫県知事選挙において、SNSを効果的に活用した候補者が大きな注目を集めた事例があります。
これを受け、各政党は動画配信戦略を強化しており、ネット動画を通じた有権者との接点拡大を重要視するようになったのです。
有権者の情報収集行動が変容 ネット重視の傾向が全世代に拡大
有権者の政治情報収集方法も劇的な変化を遂げています。昨年の衆議院選挙時に実施された世論調査では、投票判断の際に参考とする情報源として約40%の有権者がインターネットを最重要視していることが判明しました。
年代別分析では、20代の過半数がネット情報を主要な判断材料としており、40代以下の全ての年齢層でインターネットが最も信頼される情報源となっています。従来は新聞やテレビが中心だった70代以上の高齢層においても、インターネット利用率が12%に達しています。
プラットフォーム別の利用状況を詳細に分析すると、X(旧:Twitter)とYouTubeがそれぞれ約18%で並ぶ二大勢力となっており、従来の報道機関によるネットニュースサイトに迫る影響力を持っています。
さらに最近では、短時間動画に特化したTikTokの利用率も急速に上昇しており、政治情報の発信・受信におけるプラットフォームの競争が激化しています。
この傾向は収益化システムとも密接に関連しているとのことです。単なる政治的支持の表明だけでなく、配信による広告収入を目的とした第三者による政治コンテンツ制作が活発化しています。








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