
メジャーリーグ機構は11月6日(日本時間7日)、各ポジションで最も優れた打撃成績を収めた選手に贈られる「シルバースラッガー賞」のナショナルリーグ受賞者を発表しました。ドジャースの大谷翔平選手(31)が指名打者(DH)部門で選出され、エンゼルス時代の2021年、2023年、2024年に続く3年連続4度目の受賞を果たしています。この受賞により、大谷選手は日本人選手としてマリナーズ時代にシルバースラッガー賞を3度(2001年、2007年、2009年)受賞していたイチロー選手を超え、日本人選手としての最多記録を単独で更新したことになります。
2025年シーズンの大谷選手の打撃成績は極めて優秀なものでした。158試合に出場して打率.282、自己最多となる55本塁打、102打点を記録し、長打率と出塁率を合計したOPSは1.014をマークしています。本塁打ではフィラデルフィア・フィリーズのシュワバー選手に1本差で及びませんでしたが、OPSではリーグトップの成績を残しており、146得点はメジャー両リーグで最多となっています。
特に注目すべき点は、大谷選手が今シーズン途中から投手としての活動を本格化させたことです。2次の右肘手術からの復帰から663日ぶりに投球活動を再開し、計14試合に先発するなど投球負担を抱えながらも、打撃面での活躍を維持し続けたのです。このような状況下での高い打撃成績の維持は、大谷選手の並外れた身体能力と精神力の表れといえるでしょう。
シルバースラッガー賞は「打撃のベストナイン」とも呼ばれており、各球団の監督やコーチが自軍以外の選手に投票してポジションごとに選出される極めて栄誉ある賞です。また、球団部門でもドジャースが2023年の制度開始以来2年連続2度目の選出を果たしており、チーム全体としても高い攻撃力を発揮していることが認められています。
大谷選手の今オフの受賞ラッシュはここからが本番です。リーグMVPやハンク・アーロン賞など、複数の栄誉ある表彰がまだ発表を控えており、昨年に続く受賞の連続が期待されています。大谷選手の歴史的な活躍はメジャーリーグの野球界に新たなマイルストーンをもたらしているのです。
イチロー超えの快挙が示す大谷の真価
大谷選手がイチロー選手を超えるシルバースラッガー賞の受賞回数を記録したことは、日本野球史において極めて重要な意味を持っています。イチロー選手はマリナーズで外野手として3度の受賞を成し遂げた伝説的な打者であり、その記録を抜くことは容易ではありませんでした。
歴史的には、バリー・ボンズが12度の最多受賞記録を保有しており、DH部門ではデービッド・オルティスの7度が最多です。大谷選手は現在4度の受賞で、今後も両リーグで最高の投打二刀流選手として活躍を続けることで、さらなる受賞に向けた道が開かれています。投手としても打者としても一流の活躍を続ける大谷選手の存在は、メジャーリーグ野球の新たな時代を象徴する存在となっているのです。












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