全米映画俳優組合がストライキを開始 俳優と脚本家の同時ストは63年ぶり

全米映画俳優組合は14日、映画業界に大きな影響を与えるストライキを開始しました。このストライキの影響は深刻で、作品への出演や宣伝活動が全面的に制約されており、その結果、一部で新作公開イベントが中止になったり、来年公開予定の新作映画の撮影が取り止めになったりなど、映画業界全体に影響を与えています。

具体的には、新作ドラマ『スペシャル・オプス・ライオネス』の出演者がレッドカーペットに登場するイベントがロサンゼルスで予定されていましたが、このストライキが影響して中止に。このイベントでは、ゾーイ・サルダナ氏やニコール・キッドマン氏などが出演する予定でした。

また、5月から続いている全米脚本家組合のストライキに俳優組合が加わったことで、影響がさらに拡大しています。予定されていた『ミッション・インポッシブル』シリーズの続編、『デッドプール3』、『グラディエーター2』の撮影は中止に追い込まれました。映画業界全体が、今後どう動くのかに注目が集まります。

ネット上では、「このストライキにより映画の制作が遅れそうで嫌だ」「アメリカって思い立ったらこうして行動に移せるから凄いな」「本当にAIだけが原因だろうか」などの意見があがっています。

ハリウッド俳優のストライキはなぜ起こっている?

全米映画俳優組合の大規模ストライキにより、映画業界全体が大きく揺れています。数千人にも上る俳優たちが一丸となり、公正な利益分配と労働条件の改善などを求めて立ち上がりました。このストライキは年末まで続くとの予測もあり、映画業界にとって重大な問題になっています。

ストライキが起こっている理由は主に2つです。1つ目は、映画業界で広がりつつあるAI技術からの保護強化。2つ目は、映画やテレビのビジネスモデルが劇的に変わる中での、動画配信による作品使用報酬の引き上げという問題です。

俳優労組「映画俳優組合-アメリカ・テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)」によるストライキは14日から始まり、このストライキにはジェイソン・サデイキス氏やスーザン・サランドン氏といった著名な俳優たちが参加しています。

5月から始まった脚本家労組「アメリカ脚本家組合(WGA)」によるストライキも続いています。そして驚くべきは、俳優と脚本家のストライキが同時に行われるのは、1960年以来となる63年ぶりということです。このストライキが続けば、現在制作中の主要映画作品に影響が出る可能性があると懸念されています。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. 政府、ドローン国産化へ年8万台体制構築を目指す 2030年までに139億円規模の支援
    経済産業省は2030年にも、国内に年間約8万台の無人航空機(UAV)の生産基盤を確保する目標を公表し…
  2. 「第65回全国矯正展」の横断幕
    2025年12月に東京国際フォーラムにて「第65回全国矯正展」が開催されました。主催は法務省の「社会…
  3. トランプ政権、グリーンランド住民への一時金支給を検討 米欧間で緊張高まる
    米国のトランプ政権がデンマーク自治領グリーンランドの住民に対し、1人あたり最大10万ドル(約1500…

おすすめ記事

  1. 横須賀刑務支所に建てられた第31回横須賀矯正展(2023年10月29日開催)の看板

    2023-12-8

    横須賀矯正展とは?刑務所内のブルースティックの生産工場も見学できる

    横須賀矯正展は年に一度、横須賀刑務支所により開催される刑務所イベントで、今回で31回目。横須賀刑務支…
  2. 「【論文紹介】 無痛分娩と オキシトシンの 使用による 児の自閉症リスク上昇 との関連」ライター:秋谷進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

    2024-10-27

    【論文紹介】無痛分娩(分娩時の硬膜外麻酔による鎮痛)とオキシトシン(陣痛促進剤)の使用による児の自閉症リスク上昇との関連

    今回は、分娩時の硬膜外麻酔による無痛分娩で生まれた子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD:Autis…
  3. 第48回府中刑務所文化祭が2023年11月3日に開催された府中刑務所

    2023-12-9

    プリズンツアーが大人気!来場者1.5万人の府中刑務所文化祭とは?

    「府中刑務所文化祭」は年に一度(2023年は11月3日)、府中刑務所により開催される今回で48回目の…

2025年度矯正展まとめ

2024年に開催された全国矯正展の様子

【結果】コンテスト

【結果発表】ライティングコンテスト企画2025年9-10月(大阪・関西万博 第4回)

アーカイブ

ページ上部へ戻る