徳川宗家が60年ぶりに当主交代 19代目は57歳の徳川家広氏

江戸幕府初代将軍・徳川家康の子孫にあたる徳川宗家の当主が、60年ぶりに交代して徳川家広氏(57)が継ぐことになりました。そのお披露目の儀式にあたる「継宗(けいそう)の儀」が29日、東京・港区の増上寺にて行われました。

徳川家康を初代とする徳川宗家では、代々当主が受け継がれています。2代将軍・徳川秀忠、3代将軍・徳川家光と続き、15代将軍・徳川慶喜が江戸幕府最後の将軍を務めました。

明治時代以降の16代家達、17代家正は公爵となり、貴族院議長などを歴任しました。18代当主である徳川恒孝氏(82)が高齢などの理由で退き、2023年1月1日から長男の徳川家広氏が19代当主となりました。

29日には東京・港区の増上寺にて、非公開で代替わりの記念式典が行われました。式典には、徳川家の関係者など約400人が参加。建物の外では、江戸の町火消、市部消防組の後裔である「江戸消防記念会」による「はしご乗り」などの特別演舞が披露されました。

式典後の記者会見にて徳川家広氏は、「改めて責任の重さに身が引き締まる思いです。父が守ってきたものを引き継ぎ、きちんと未来へとつないでいかなければいけない」と話しました。続けて、「文化財にはいまでも重要な発見があり、父個人の名義になっているものがまだ数千点ある。父が守ってきたものを、私が未来に引き継いでいかないといけない」とコメントを残しています。

ネット上では、「徳川宗家の当主が代々受け継がれていくのは何だか感慨深いな」「いまさら徳川宗家と言われても実感ないなぁ」などの意見が見られました。

徳川宗家の19代当主となった徳川家広氏の人物像

19代目の当主となった徳川家広氏は、1965年に東京都で生まれました。プロフィール上の身長は178cm、体重は105kgです。慶應義塾大学経済学部を卒業したあと、米コロンビア大学で政治学修士号を取得。

その後、翻訳家や作家、政治評論家として活動しています。2019年参院選では、静岡選挙区に立憲民主党から出馬しましたが落選。なお、妻である英美氏との間に子供はいません。

日本語訳書として販売している書籍は、「大いなる探求」「ナチスの楽園」「『豊かさ』の誕生」「覇権国の交代 : 戦争と変動の国際政治学」などが挙げられます。著書としては、「バブルの興亡 日本は破滅の未来を変えられるのか」「マルクスを読みなおす」といった作品があります。

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