ロッテリアの全株式をゼンショーHDの完全子会社に売却 株式譲渡は4月1日を予定

ロッテホールディングスは16日、子会社のハンバーガーチェーンである「ロッテリア」の全株式を、「すき家」などを展開するゼンショーホールディングスの完全子会社に売却すると発表しました。株式譲渡予定日は4月1日で、売却額は現時点で非公表です。

「ロッテリアの名前が変わってしまうのでは?」という声が多数あがっていますが、株式売却後も一定期間はそのままの名前で継続される予定です。ロッテホールディングスの社長である玉塚元一氏は、「新たな成長を目指していくベストな選択肢と考えている」とコメントしました。

ロッテリアは1972年2月に会社設立を果たし、同年9月に1号店を東京・日本橋にオープンしました。5年後の1977年12月には100号店を達成し、2023年1月時点では全国に358店舗を構えています。

ファストフード業界の競争が激しかった2000年代には業績が低迷していましたが、当時、企業再生会社の代表だった玉塚元一氏が経営再建にあたり、業績回復の目処が立ちました。その後は「絶品チーズバーガー」が大ヒット。昔ながらのエビバーガーも人気商品として、業績回復に貢献しました。

今回のロッテリアの全株式売却について、ネット上では「有名バーガーチェーンに比べてもロッテリアのエビバーガーは好きだったのに」「やはり店舗数がマクドナルドよりも少なく、不調だったか」「マクドナルドの対抗馬になると思っていたのに」などの声があがっています。

ロッテリア売却先のゼンショーファストホールディングス

ゼンショーホールディングスの完全子会社であるゼンショーファストホールディングスは、幅広い外食チェーン店を展開しています。「はま寿司」「すき家」「ココス」「なか卯」などがその代表例です。

また、以前にはハンバーガーチェーンの「ウェンディーズ」を運営していた実績もあります。とはいえ現在はハンバーガーチェーンを展開していないため、SNS上などでは不安の声もあがっています。

ゼンショーファストホールディングスは国内だけでなく、海外にも外食事業を展開。中国・ブラジル・タイ・マレーシア・台湾など、複数の国にファストフードを出店しています。

今回の全株式売却について、ゼンショーホールディングスは「当社グループの食材調達や物流、店舗運営機能などとの相乗効果が今後のロッテリアの事業拡大に寄与すると判断し、株式取得を決定しました」とコメント。今後のゼンショーホールディングスの動きに注目が集まります。

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