金現物の小売価格が初の9,000円台に到達 ウクライナ侵攻や銀行の経営破綻が影響か

13日、国内の金現物の小売価格が1グラム当たり9,000円台に乗りました。国内で9,000円台に乗ったのは、今回が初めてだとされます。

米国のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行が経営破綻し、金融市場の不安定化に対する警戒心が高まるなか、金現物について投資家は強い興味を示しています。

金現物はインフレや環境変化に強く、景気後退局面でも価格・価値が下がりにくい傾向にあります。長きにわたって安全資産とされており、今回の米国における銀行の経営破綻を受け、さらに金現物を保有する動きが広がりました。

主に貴金属を中心とした事業を展開する大手の田中貴金属工業によると、同日の店頭小売価格(税込み)は、前週末比122円高の9,000円となりました。

ロシアとウクライナによる戦争の影響で、世界経済の先行き不安を抱えるなか、昨年以降、金現物の価格は上昇傾向にありましたが、銀行の経営破綻を受けてさらに注目を集めています。

この一連の流れを受け、ネット上では「若いときに金現物を買っておけばよかった」「金は利息を生まないのでおすすめできない」「これからさらに高くなるから買っておくべきか?」などの意見が飛び交っています。

近年の金価格の推移|緩やかな上昇傾向にある

貴金属販売大手の田中貴金属工業は公式サイトにて、一定期間の金価格推移を公表しています。その情報によると、2000年代初期の頃から金価格が安定して上昇傾向にあることがわかります。

多少の価格変動はありますが、緩やかに金価格が高騰していき、2022年で大幅に価格が上昇。2023年には、さらなる金価格の値上がりをみせています。

2023年2月3日の時点で、金の店頭小売価格は8,700円を超えており、3月13日で大台の9,000円台に突入しました。その後も多少の前後はみられますが、緩やかに上昇を続けています。

金価格が9,000円台に乗ったのは田中貴金属工業だけでなく、三菱グループの大手非鉄金属メーカーである三菱マテリアルなども同様です。三菱マテリアルでは、3月17日時点での金の店頭小売価格を9,115円に設定しており、田中貴金属工業と同じく金価格の相場は緩やかに上昇しています。

今後は金価格の値上がりに便乗し、多くのメーカーが金買取の広告を出すことが予想されます。これからの金価格の相場変動に注目が集まります。

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