生成AI利用者の3割が依存の可能性を自覚 家族・友人を上回る相談相手に

対話型生成AIの普及に伴い、利用者の心理的依存が新たな社会問題として浮上しています。AI活用の悩み相談アプリを開発するAwarefy社が実施した調査によると、生成AI利用者の27.5%が「依存しているかもしれない」と自覚していることが判明しました。

特に注目されるのは、相談相手としてのAIの位置付けです。調査では「非常に気軽に相談できる」として、対話型生成AIが41.4%でトップに立ち、配偶者の12.1%、母親や親友の8.4%を大幅に上回りました。

従来の人間関係を超えて、AIが最も身近な相談相手として認識されている実態が明らかになっています。

依存を感じる瞬間については、検索エンジンよりも先にAIを頼ってしまう行動や、AIからの肯定的な回答を期待する傾向が挙げられました。また、自分で考える前に安易にAIに頼る習慣や、不安な時に真っ先にAIと対話してしまう状況も報告されています。

今回の調査データは、国内の成人AI利用者を対象とした大規模なオンライン調査から得られたものです。当初収集された957件の回答のうち、データ品質の検証を経て最終的に807件が有効回答として採用されました。

回答者層を見ると、40代前半が平均年齢となり、男女比の性別構成はバランスの取れた分布を示しています。

メンタルヘルスへの影響と課題 健全な活用への模索

生成AIの利用がメンタルヘルスに与える影響についても興味深い結果が得られています。回答者の28.6%が「生成AIを使い始めてから、心の健康や状態に変化があった」と回答し、その多くはポジティブな変化だったことが分かりました。

具体的には「人に言いにくい悩みを話せて心が軽くなった」「業務効率向上により精神的余裕が生まれた」といった改善効果が報告されています。

一方で、「自分で考える力の低下への不安」や「人間との会話機会の減少」といった懸念も同時に表明されており、AI依存の両面性が浮き彫りになっています。

利用頻度の高さも注目すべき点です。週1回以上の利用者が81.2%に達し、毎日利用する人も21.1%に上っています。利用内容では「特定テーマの情報収集」が76.0%で最多となり、「学習・業務サポート」が59.2%、「趣味の話題」が31.1%となりました。

Awarefy社は今回の結果について「調査結果は、対話型生成AIが生活者の精神的なよりどころとなりつつある可能性を示唆している」と分析した上で、リスク管理と健全な利用促進の両立が必要との見解を示しています。

ネット上では、「物事を色々と考えている人にとって、AIは優秀な話し相手になると思う」「普通に考えたら容易に予想できるはずなんだけど、AI依存でもうその判断力すら失ってるんだろうね」「所詮AIも道具の一種で使いよう」などの意見が寄せられています。

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