デジタル展示会「CEATEC 2025」開幕、810社出展で共創促進

デジタル展示会「CEATEC 2025」開幕、810社出展で共創促進

アジア最大級のデジタル技術見本市「CEATEC(シーテック)2025」が、10月14日に千葉市の幕張メッセで開幕しました。今年で26回目を迎える展示会には、過去3番目の規模となる810社・団体が出展し、4日間の会期で10万人以上の来場者を見込んでいます。

CEATEC 2025は、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が主催。「Innovation for All」をテーマに、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指しています。出展企業の半数近くがAI関連の展示を行っており、AIが「研究段階」から「社会実装段階」に移行していることを示しています。

新規出展者数は318社・団体(新規出展者率39%)で、スタートアップ企業や大学研究機関は232社・団体と、前年の188社・団体から大幅に増加。2014年以降で出展者数は過去最多となりました。展示会の性格は、従来のハードウェア中心からソフトウェア化の進展に伴う新たなイノベーション創出の場へと変化しています。

CEATECの鹿野清エグゼクティブプロデューサーは、「AIをはじめとした最先端のテクノロジーに触れるだけでなく、共創に動き出すことができる展示会になる」と語りました。

展示会場はホール1から6まで拡張され、4つの主要エリアで構成されています。日立製作所・三菱電機・NEC・シャープなどの電機大手が、「General Exhibits」で最先端技術を展示。新設の「AX(AI Transformation)パーク」では、AI技術の社会実装に関する先進的な取り組みを多角的に紹介しています。また、「地方創生2.0 パビリオン」では、33社・団体が地方の社会課題解決に向けた取り組みを発表しています。

コンファレンスも充実しており、222本のセッションを展開。29の国と地域から156社・団体が参加するなど、国際的な技術交流とビジネス機会の創出が期待されています。

「共創」を通じた産業競争力強化へ

CEATEC 2025は、技術展示にとどまらず、日本の産業競争力強化に貢献する「共創」の場として期待されています。世界の展示会産業は年間34兆円超の市場を形成しており、ビジネス創出や産業活性化において重要です。

今回、スタートアップ企業や大学研究機関の参加が過去最多となり、新興企業は大手企業や投資家と接点を得ることが可能となりました。これにより、技術の社会実装の加速や、産学連携による新たなイノベーション創出も期待されています。

CEATECが提唱する「共創」の概念は、従来の競争関係を超えた協業による価値創出を目指したものです。展示会を通じて生まれる新たなビジネス機会と技術革新が、日本経済の持続的成長を支える要素となっています。

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