
日本郵便は10月30日、2026年用のお年玉付き年賀はがきの販売を全国の郵便局で開始しました。SNSやメールの普及で年賀状離れが進むなか、日本郵便は新たなサービスや工夫を打ち出しています。全国の郵便局には朝から利用者が訪れ、手書きの年賀状を大切にする人々の根強い需要がうかがえます。
今回の販売開始に際して、日本郵便は東京都内で記念セレモニーを開催。セレモニーには、滋賀県彦根市の「ひこにゃん」や群馬県の「ぐんまちゃん」といった全国のご当地キャラクターが参加し、年賀状の販売開始を盛大にPRしました。
購入者からは「電波で送るよりも肉筆のほうがやっぱりうれしい」といった声が聞かれ、手書きの温かみを求める層は根強く残っています。しかし、2026年用年賀はがきの発行枚数は前年より約3割減っており、減少傾向に歯止めがかかっていません。この背景には、昨年の郵便料金値上げに加え、「年賀状じまい」という言葉が生まれるほどデジタル化の進んでいる状況が挙げられます。
日本郵便が導入した新しいサービスの1つに、2024年から販売されている「ポストアンドギフト」があります。これは、QRコードのシールを年賀状に貼り付けてギフトを送れるサービスで、年賀状に新たな価値を付加させる試みです。
また、2026年用では「推し活年賀」という新サービスも登場しており、好きなキャラクターや推し芸能人などへ年賀状を送ることが可能になりました。このサービスでは、特設サイト「郵便年賀.jp」などにキャラクターの送付先やリンク先を掲載。一部の人気キャラクターからお返しの年賀状が届いたり、限定グッズが当選したりするケースも想定されています。
「合格駅」へ届く受験生応援年賀キット
受験生向けの企画も人気を集めています。2026年用の新企画「受験生応援年賀キット」は、静岡県の大井川鐵道と日本郵便が協力して開発した商品です。
キット内には、合格駅と門出駅の入場券・乗車券のほか、絵馬風デザインの年賀はがきが含まれています。新年の願いや受験への決意を書いて投函すると、2026年1月1日以降に「合格駅」まで配送される仕組みです。郵便局オリジナルの金色のアクリルお守りも付属しており、受験生の縁起を担ぐ内容となっています。
販売期間は2025年10月30日から2026年1月9日までです。元日に届けるには12月25日ごろまでに投函する必要があります。日本郵便はこうした新サービスで年賀状離れに対抗していますが、今後どの程度受け入れられるかが注目されます。

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