中国のヒューマノイドロボット「A2」が106km連続歩行でギネス世界記録達成
- 2025/12/5
- 社会・政治
- 中国, 人型ロボット(ヒューマノイド)
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中国のロボット開発企業「AgiBot(智元機器人)」が開発したヒューマノイドロボット「A2」が、11月20日に「ヒューマノイドロボットが歩いた最長距離」のギネス世界記録に正式認定されました。総歩行距離は106.286キロメートルで、フルマラソン約2.5回分に相当する記録です。
挑戦は11月10日夜に江蘇省蘇州市の金鶏湖畔から開始されました。A2は市街地の道路や橋、スロープ、タイル張りの舗道、夜間の暗い道路といった多様な環境を3日間にわたって歩行し続け、11月13日早朝に上海の外灘に到着しました。
信号機の識別や狭い通路の通過、人混みや電動バイクの回避など、複雑な都市環境での状況判断も的確にこなし、交通ルールを守りながら総距離106.286キロメートルを達成したのです。
驚くべきは、全行程を終えた時点で故障がなく、足裏のゴムが摩耗した程度で済んだという耐久性です。ゴール後のインタビューでは「記憶に残る経験でした」「新しい靴が要りそうです」とユーモア交じりのコメントを残しました。
A2の仕様は、デュアルGPS、LiDAR(ライダー)、赤外線深度カメラを搭載しています。AIによるテキスト・音声・映像処理機能を備え、多言語に対応し、顔認識や記憶機能も有しています。精密作業にも対応でき、針に糸を通すなどの細かな作業も可能です。
記録達成までには入念な技術開発が行われました。開発チームは数百時間にわたる連続稼働試験で転倒回避を最適化し、2025年8月には40℃の高温環境下で24時間の自律歩行試験にも成功するなど、技術的蓄積を重ねて今回の挑戦に臨みました。
A2の連続歩行を実現させた技術が「ホットスワップ」方式のバッテリーシステムです。稼働を停止することなくバッテリー交換が可能なため、3日間にわたる休憩なしの連続歩行が実現しました。SNS上では「ロボットは30分程度のバッテリー交換で済むけど、人間なら回復に48時間かかる」といった驚きの声が多く寄せられています。
商業展開を見据えた信頼性の実証と日本市場への参入
AgiBotのシニアバイスプレジデント、王創氏は今回の記録について「蘇州から上海まで一気に歩くのは、多くの人間にとって難しいことですが、ロボットはやり遂げました」と語り、ヒューマノイドロボット技術の信頼性と安定性が世界に示されたと強調しました。
AgiBotは上海を拠点とし、世界に先駆けて人型ロボットの量産と商業化を進めています。2025年1月には1000台目の汎用ロボットが量産ラインから出荷され、業界の新たなマイルストーンとなりました。
同社は2025年12月6日まで開催の東京ビッグサイト「2025国際ロボット展(iREX2025)」に出展しており、日本市場への新規参入を発表しています。A2は多言語対応、自動ナビゲーション、配達などのさまざまな機能を備えており、物流や工業現場の巡回検査、緊急救援などでの活用が期待されています。








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