
サンリオ(東京都)は12月8日、大分県日出町のテーマパーク「ハーモニーランド」を大規模リニューアルし、滞在型リゾートへと転換する計画を発表しました。新たに掲げられたコンセプトは「天空のパーク」。既存のランドエリアを拡張・再整備するとともに、隣接する山林エリアを取得して一体的な開発を行います。初期投資額は100億円を見込み、最終的な投資総額は数百億円規模に達する見通しです。
具体的な計画では、屋外型施設の課題であった天候の影響を解消するため、ランドエリアに全天候型の大屋根を設置します。また、高低差のある広大な敷地を活かしつつ、来場者が快適に移動できるよう、ロープウエーや電動モビリティなどの新たな移動手段を整備する方針です。さらに、滞在型観光の核となる施設として、別府湾を一望でき、サンリオの世界観に没入できるホテルの建設も盛り込まれました。
この「天空のパーク」構想は、共同出資する複数の企業とコンソーシアムを組成して推進されます。まずはランド部分のリニューアルや土地造成、インフラ整備に着手し、半年後をめどに基本計画を公表する予定です。開発プロセスにおいては、ファンや地域住民が参画できる「ハーモニーランド未来共創室(仮称)」を新設し、施設デザインやグッズ、飲食メニューなどを共同で創り上げていく「共創型」の手法を取り入れる点も特徴です。
ハーモニーランドは1991年の開園から長く親しまれており、来年2026年には35周年を迎えます。サンリオはこれに先立つ2024年12月、大分県と観光促進や地域活性化に向けた包括連携協定を締結しており、水面下でリゾート化への調整を進めてきました。構想は開園40周年となる2031年を一つの完成目標として、段階的に整備が進められる計画です。
訪日客増で200万人来場目指す 地元・大分県も全面バックアップへ
今回のリゾート化計画は、大分県全体の観光産業にとっても大きな起爆剤となりそうです。サンリオの試算によれば、リゾート化完了後の年間来場者数は、現在の約50万人から200万人へと大幅な増加が見込まれています。ハローキティをはじめとするサンリオキャラクターは世界的に絶大な人気を誇るため、インバウンド(訪日外国人客)の誘客効果は計り知れず、ランドを訪れた観光客が県内各地を周遊することで、地域経済への波及効果や相当数の雇用創出が期待されます。8日に大分県庁で行われた記者会見には、ハーモニーランドを運営するサンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長が出席し、「サンリオグループ初のリゾート化であり、大分の良さと融合させ、笑顔があふれる場所を目指す」と意気込みを語りました。同席した大分県の佐藤樹一郎知事と日出町の安部徹也町長も「インフラ整備など、県と町で連携してバックアップする」と表明し、行政としても全面的に支援する姿勢を強調しました。実現に向けた課題の一つが交通アクセスの改善です。大分空港(国東市)や特急停車駅であるJR杵築駅(杵築市)からの二次交通の拡充は不可欠であり、今後、行政と連携した具体的な環境整備の進展が注目されます。








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