
京都府八幡市長選での歴史的な当選が話題を呼んでいます。無所属新人・元参院議員秘書川田翔子氏(33)が、全国市長会によれば、女性市長として史上最年少での当選を果たしました。これまでの最年少記録は、2020年に36歳で徳島市長に選ばれた内藤佐和子氏でした。
川田翔子氏は投票率43.67%の中で勝利し、前回選挙の投票率を14.03ポイント上回る結果となりました。市内での支持者集会で「市政を担っていく責任感と使命感に打ち震える思いだ。全ての世代に寄り添い、成長をつかめるまちづくりをしたい」とコメントしています。
川田翔子氏は奈良市出身で、2015年に京都市役所に入庁。そこでは、ケースワーカーとして生活相談や支援の業務などを行いました。その後、自民党参院議員の秘書を務め、政界への道を歩み始めました。
今回の市長選では前市長の後継指名を受けて出馬し、日本維新の会の元府議尾形賢氏(43)と、共産党推薦の元市議亀田優子氏(62)との競争を勝ち抜きました。選挙戦では、18歳までの医療費無償化などを訴えています。
ネット上では、「未知数ですが体力があると思うので期待します」「若い政治リーダーが全国で誕生することは国の将来のためにも良いと思う」「若さを存分に活かしてほしい」などの意見が寄せられています。
全国での最年少市長は26歳の高島崚輔氏
2023年4月には、兵庫県芦屋市の新市長として、高島崚輔氏(26)が全国で最年少記録を更新しました。初登庁した際の会見では、1人ひとりに合った教育を公教育の中で実現したいと抱負を語っています。
高島崚輔氏は市職員や市民から熱烈な拍手で迎えられ、就任の挨拶では「『世界で一番住み続けたい』芦屋を、市民の皆様や市役所職員の皆様との対話を通じて一緒に作り上げていきます」と強調しました。
高島崚輔氏は2022年3月にようやく承認されたJR芦屋駅南側の再開発プロジェクトについて、市民の安全を優先的に進める意向を示しました。また、教育政策においては「1人ひとりに合った教育を公教育の中で実現したい。学習が何のためにあるのか、自分の興味にどうつながるのかをきちんと伝えて子どもの学びの意欲に火をつけたい」と語り、個々の児童・生徒の学習意欲を高める計画を提案しています。
この若き市長の就任は市民との対話を重視し、新しい世代の視点で市政を刷新する試みとして注目されています。新市長のこれからの活躍に期待したいところです。