
アイルランドパビリオンとは
アイルランドパビリオンは、アイルランドの芸術である石器時代をモチーフに「トリスケル」をベースにした3つの円形の建物を組み合わせたようなデザインのパビリオンです。テーマは、「国家としてのアイルランド」「日本との関係」「クリエイティブな協働の精神」の3つで、建物ごとにそれぞれのテーマについての展示が楽しめます。期間限定で、明治時代に日本でも活躍したアイルランド出身の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にまつわる展示も行われています。アイルランドの音楽や、独特のステップが特徴のダンスなどを演者と一緒に体験でき、全身で楽しみたい人におすすめです。
アイルランドとはどんな国?
アイルランドは、壮大な自然と豊かな文化が息づく魅力あふれる国です。モハーの断崖や緑の丘が広がる風景は圧巻。アイリッシュ音楽の陽気なリズムと伝統的なダンスは、訪れる人々を魅了します。パブで奏でられるフィドルの調べや、軽快なステップを刻むリバーダンスは、まさにアイルランドならではの体験。歴史深い街並みや温かい人々とともに、旅を特別なものにしてくれます。音楽やダンスを愛する人、自然の美しさに感動したい人におすすめです。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博でアイルランド館は、その文化と歴史を鮮やかに映し出しました。アイリッシュ・ハープが奏でる音色や文学者たちの肖像が、訪れた人々を魅了。伝統工芸品やウイスキーが並ぶ展示は、アイルランドの豊かな風土を伝えていました。緑の島での人々の暮らしが映し出され、その魅力をリアルに感じることができるミニ映画劇場もありました。また、アイリッシュ・コーヒーを味わうこともでき、大阪万博をきっかけに、日本でもアイルランドのコーヒーが広まりました。
今後のアイルランドに期待すること
アイルランドは、歴史ある文化と最先端技術が調和する魅力あふれる国です。近年、日本の技術力と連携し、AIやバイオテクノロジー分野での協力が進んでいます。また、音楽や文学を通じた文化交流が活発化し、アイリッシュ音楽は日本でもさらに人気を集めるようになりました。環境への配慮も強化され、再生可能エネルギーの導入や持続可能な都市開発が進んでいます。豊かな自然と最新技術が融合することにより、新たな創造の場が生まれ、世界へ向けたさらなる魅力の発信が期待されます。