パナソニック、ネットワークレコーダー「miyotto」発表 テレビなしで地上波視聴
- 2025/10/30
- マネー・ライフ
- miyotto, ネットワークレコーダー, パナソニック
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パナソニック株式会社は10月24日、ネットワークレコーダー「miyotto」を発表しました。市場想定価格は5万5000円前後で、11月21日に発売予定です。従来のブルーレイレコーダーと異なり、HDMI端子を持たず、Wi-Fiまたは有線LANでネットワークに接続する点が最大の特徴となっています。
ネット動画配信サービスが広く普及した現代、視聴スタイルは大きく変化しています。スマートフォンやタブレットで、時間や場所を選ばずに動画を楽しむことが当たり前になりました。一方で、すべての番組が配信されるわけではなく、リアルタイム視聴ができない番組も多く存在します。こうした制約に不便を感じるユーザーも少なくありません。
miyottoは、こうした視聴環境の変化に対応した製品です。専用アプリを通じて、リビングのテレビ、外出先のスマートフォン、自室のスマートプロジェクターなど、様々なデバイスから番組を視聴できます。
本体をアンテナに接続すれば各デバイスとワイヤレスで通信できるため、テレビとケーブルで直接つなぐ必要がありません。本体は幅5.5センチのコンパクト設計で、重量は約1.2キロと軽量です。縦置きにすれば、設置幅は従来のレコーダーの約8分の1で収まります。
専用アプリは、テレビ用とスマートフォン用の2種類が無料で提供されます。テレビ用はFire OS、Google TV、Android TVに対応し、ネット動画サービスのようなユーザーインターフェースを採用しました。動画の読み込み時間は従来比で最大約40パーセント短縮されています。
録画機能も充実しており、2TBのハードディスクを内蔵。地上デジタル放送で最大約244時間、15倍録モードでは約1920時間の録画が可能です。3チューナーを搭載しているため、最大3番組の同時録画にも対応します。指定したジャンルや時間帯で約90日分の番組を自動録画する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能も備えています。
テレビを持たない層にも訴求 新たな視聴スタイルの可能性
miyottoの開発には、視聴デバイスの多様化とライフスタイルの変化が背景にありました。モバイルプロジェクター市場は7年で1.7倍に伸びており、プロジェクターでの地上波視聴需要も増加傾向です。
社内で製品を発表した際、真っ先に反応したのは都心部に住むテレビを持たない若手社員でした。miyottoであればスマートフォンやプロジェクターで地上波を視聴できるため、強い関心を示したといいます。Z世代にもリアルタイム視聴や番組録画の潜在需要があると分かっています。
推し活をする人の79.5パーセントは「出演番組を視聴する」ことを主な活動としていますが、TVerなどの見逃し配信では配信期間が短く、CMスキップもできません。miyottoなら配信期間の制限なく効率的に視聴できます。パナソニックは本製品を通じて、新しい視聴スタイルを提案していきます。
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