
埼玉県三郷市の関根和也市議(45)が市役所で職員に暴言を繰り返し、業務を妨害したとして、埼玉県警は11月7日、威力業務妨害の疑いでさいたま地検に書類送検しました。職員の正当な業務遂行を妨害した疑いが持たれています。
関口市議は、7月下旬から9月下旬にかけて、市役所建設部下水道課などの窓口で、複数回にわたり「官製談合をやったんだよ。犯罪者はここにいちゃいけないんだよ」「犯罪者の味方をするんですか。早く辞めさせないと」「ここ辞めろよ。おまえ不適格だ」などと職員を怒鳴り、執務中の職員に対応を強いました。
関根市議は議員になる前の2018年4月頃から市役所でトラブルを起こしており、市は長年被害を受けていました。7月の市議選で1408票を得て初当選した後も訪問は続き、8月11日に議員活動が始まってから10月8日までの約2か月で60回以上も市役所を訪問。1日に7部署を訪れる日もあったといいます。窓口で1時間以上持論を述べ続けたり、大声で市長や職員を誹謗中傷したりする行為を繰り返していました。
こうした執拗な威圧行為により、複数の職員が睡眠障害などの体調不良を訴える事態に発展。市は業務の停止を余儀なくされる状況も生じたとしています。木津雅晟市長は「長年にわたり、市は関根議員からさまざまな迷惑行為を受けており、吉川署に被害届を提出しておりました。職員に対するこれまでの不適切な行為は決して許されるものではありません」とコメントしています。
さらに関根市議はSNSに職員の顔写真を本人の許可なく投稿し、実名を挙げて「犯罪者」と誹謗中傷を繰り返していました。加えて市長や議長の自宅前を夜間に訪れ、スピーカーで「辞めろ」などと自身の主張を繰り返す行為も行っていたといいます。市民からは「市民として恥ずかしい」「辞職させるべきだ」との声が寄せられています。
議会の対応と本人の主張
市議会は8月18日に政治倫理条例に基づく審査会を設置。審査会では、関根市議が市役所窓口で市職員の名前を挙げ「犯罪者はここにいちゃいけない」などの暴言を繰り返し、制止しようとした職員にも暴言を浴びせたことが確認されました。
9月19日に審査会の答申を受けて、議会は関根市議への辞職勧告決議案を全会一致で可決。武居弘治議長は「辞職勧告決議を受け速やかに辞職することを求めていきたい」と述べています。しかし、関根市議の態度に変化が見られないことから、議会は再度審査会を設置。今月下旬にも改めて対応について検討する方針です。
書類送検を受けた関根市議は、再度設置された審査会や市議会からの弁明要求には応じないとしたうえで、「今回は何も答えない、ノータッチだ。議員は辞めない」と述べています。
一方で、「基本的には政治活動としてやっている」「犯罪者という言葉を使うのは当然適切だと思ってます」と主張し、自身の行動が不適切であるとの認識を示していません。市長や職員が官製談合を行ったと主張していますが、市幹部によると具体的な根拠は示されていないということです。












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