新型コロナウイルス感染症の影響で、度々強要されるマスクの着用。しかし、マスクを着用することで、本当に感染症に対して効果が見込めるのでしょうか?
多くの人が「仕方がない」「感染予防のため」と、マスクの着用に納得感を持っていますが、最近になり「みんなが着用しているから…」「本当はマスクを取りたい」という思いを持った人が目立ってきました。
政治学者の三浦瑠麗氏は、コロナ禍におけるマスク社会の現状を「このままでは科学的根拠のないマスク強要は100年続く」と語りました。このマスク社会の現状に、あえて「マスクを着用するな!」と呼びかける人もいますが、それでも変わらず、町中を歩く9割以上の人がマスクを着用しています。
厚生労働省は以前、マスクの着用について「屋外では季節を問わず、マスクの着用は原則不要です」と公式HPで呼びかけました。また屋内でも距離が確保でき、会話をほとんど行わない環境であれば、マスクの着用は不要だとされます。
しかし、多くの飲食店や娯楽施設では、未だにマスクの着用が推奨され続けています。現時点で、頑なにマスクの着用を徹底しているのは、全世界を見ても日本くらいなものです。この現状に対し、疑問を抱いている人が増加しつつあります。
マスクの着用は本当に感染予防になる?
積極的にマスク不要論を唱えている三浦瑠麗氏は、「もはやマスクをすることに意味はありません」と語っています。続けて「重症化リスクは0.1%未満に低下し、ようやく政府も感染症法上の分類を2類相当から、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げる『検討』を始めています。そもそも、感染の波を抑えるには一定数の感染が必要。過度な予防に努めるほうが波を高くする可能性さえある」とコメントしました。
三浦瑠麗氏は民間有志で構成された研究チーム「CATs」に参画し、ビッグデータ分析に基づく感染ピーク予測を行ってきた人物でもあります。
さらに、三浦瑠麗氏はワクチン接種とマスク着用の関係性について、「ワクチン接種が進めば対応は変わるはずと皆が期待していたのに、打っても『マスクはつけろ』という」と、不満の声を漏らしています。
現時点で起きているマスクの強要問題により、子供同士のコミュニケーションにも悪い影響をきたしているとのことです。相変わらず、学校や会社では反マスク派の風当たりが強い状態が続いています。
「不登校になってしまう子供を増やさないためにも、『マスクはいらない』と言い続ける人が必要なんです」と、三浦瑠麗氏は再度マスクの不要論を強調しています。