エヌビディア、過去最高益更新 AI半導体好調で売上高73%増

エヌビディア、過去最高益更新 AI半導体好調で売上高73%増

米半導体大手のエヌビディアが25日に発表した2025年11月~26年1月期決算は、売上高が前年同期比73%増の681億2700万ドル(約10兆6000億円)となり、四半期ベースで過去最高を更新しました。 純利益も94%増の429億6000万ドルと市場予想を上回りました。 主力のデータセンター向け売上高は75%増の623億1400万ドルで、全体の約9割を占めました。

売上高総利益率は75%と、前年同期比2ポイント上昇しました。 これは、より多様な顧客への販売拡大が寄与したものです。 また、26年2~4月期の売上高見通しは前年同期比77%増の780億ドルと、市場予想の729億ドルを上回る水準です。 この見通しには中国向け売上高は織り込まれていません。

ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は、決算資料で「コンピューティング需要は指数関数的に増加しており、自律型AIの転換点が到来した」と述べ、新型AI半導体「ルービン」の高い需要を見込みました。 25日の米株式市場時間外取引では、エヌビディア株が一時4%高で推移しました。

一方、中国向け高性能AI半導体「H200」の輸出ライセンスを2月に米政府から取得したものの、現時点で収益は発生していません。 特定顧客向けの少量許可にとどまり、中国側の輸入承認も不透明です。 コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、この期を「突出した四半期」と表現しました。

CEOとCFOの見解、中国輸出の課題

ファンCEOはAI需要の継続的な拡大を強調し、市場の過熱懸念を否定する姿勢を示しました。 クレスCFOは、データセンター向け半導体の顧客基盤拡大を増収の主因と指摘しました。 これにより、粗利益率の向上も実現しています。

中国輸出に関しては、許可取得後も実質的な進展が見られず、慎重な見方が続きます。 今後の地政学リスクが業績に与える影響が注目されます。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. ルフィ事件の裁判が行われた東京地方裁判所
    全国で相次いだ、指示役が「ルフィ」などと名乗って闇バイトの実行役を遠隔操作した一連の広域強盗事件で、…
  2. 小型ロケット開発のスペースウォーカーが破産 国の補助打ち切りで資金繰り悪化
    小型ロケットの開発を目指していた宇宙ベンチャー企業「SPACE WALKER(スペースウォーカー)」…
  3. メタCEOが「SNS依存」訴訟で証言 利用時間目標の撤廃強調、設計責任が争点に
    未成年のSNS依存をめぐり企業側の責任が問われている米国の訴訟で、FacebookやInstagra…

おすすめ記事

  1. 「【論文紹介】 無痛分娩と オキシトシンの 使用による 児の自閉症リスク上昇 との関連」ライター:秋谷進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

    2024-10-27

    【論文紹介】無痛分娩(分娩時の硬膜外麻酔による鎮痛)とオキシトシン(陣痛促進剤)の使用による児の自閉症リスク上昇との関連

    今回は、分娩時の硬膜外麻酔による無痛分娩で生まれた子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD:Autis…
  2. 2023年12月9、10日に開催された全国矯正展の会場(東京国際フォーラム)の入口

    2024-1-22

    日本最大規模の刑務所イベント、全国矯正展とは?刑務作業を通じて届ける矯正行政の今

    2023年12月9日(土)・12月10日(日)の2日間にわたり、東京国際フォーラムにて「全国矯正展」…
  3. 横須賀刑務支所に建てられた第31回横須賀矯正展(2023年10月29日開催)の看板

    2023-12-8

    横須賀矯正展とは?刑務所内のブルースティックの生産工場も見学できる

    横須賀矯正展は年に一度、横須賀刑務支所により開催される刑務所イベントで、今回で31回目。横須賀刑務支…

2025年度矯正展まとめ

2024年に開催された全国矯正展の様子

【結果】コンテスト

【結果発表】ライティングコンテスト企画2025年9-10月(大阪・関西万博 第4回)

アーカイブ

ページ上部へ戻る