8月19日未明、茨城県北部を震源とする地震が立て続けに発生しました。午前0時50分頃の地震では、茨城県日立市で震度5弱を観測。この地震による津波の心配はないとのことです。
気象庁によると、震源の深さはごく浅く、マグニチュードは5.1と推定されています。日立市以外にも、茨城県高萩市で震度4、福島県や栃木県、埼玉県の一部で震度3を観測しました。
2分前の午前0時48分にもほぼ同じ場所で地震が発生し、日立市と高萩市で最大震度4を記録しています。マグニチュードは4.7と推定されています。
茨城県北部は地震活動が活発な地域として知られており、揺れの強かった地域では落石やがけ崩れなどが起きやすくなっている可能性があるとのこと。気象庁は1週間ほど、最大震度5弱程度の地震に警戒するよう呼びかけています。
今後も余震に備え、身の安全を確保することが大切です。地震に関する情報に注意し、冷静な行動を心がけましょう。
深夜時点では怪我人の被害なし 「危険な場所には近づかないように」
茨城県北部を震源とする地震が8月19日未明に立て続けに発生し、日立市で最大震度5弱を観測しました。深夜時点では、怪我人や被害の情報は確認されていません。
震度5弱を記録した日立市では、委託職員と警察官が揺れの様子を説明しました。日立市の委託職員の男性は、「数秒ぐらい横揺れが続きました。机の物が落ちたりとか、明かりが消えたりといったことはありませんでした」と述べています。
日立市消防本部の職員は、2回の揺れを感じたと述べ、2回目のほうが強かったと話しています。いずれも、棚から物が落ちるような被害はなかったとのことです。
政府は総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害状況の確認に努めています。また、日本原子力発電によると、東海第二原子力発電所は運転停止中で、地震による異常は報告されていません。茨城県防災・危機管理課も、県内の原子力関連施設や放射線量に変化はないと発表しました。
気象庁は、震度5弱の揺れが起きた場合、室内外で注意すべきことを呼びかけています。屋内では食器や本の落下、家具の転倒に注意が必要です。屋外では地盤の亀裂、落石や崖崩れのリスクがあるため、危険な場所には近づかないようにしてください。
なお、茨城県で震度5弱を観測したのは、2023年5月の千葉県東方沖地震以来となります。地震発生から1週間ほどは、最大震度5弱程度の揺れに警戒が必要です。