投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの時価総額が初の1兆ドルを突破

投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの時価総額が、8月28日に初めて1兆ドル(約144兆円)の大台を突破しました。ウォーレン・バフェット氏が率いる同社は、ハイテク企業以外で米国初の1兆ドル企業となりました。

この日の株式市場では、バークシャー・ハサウェイ株が前日比0.9%上昇しています。同社の株価は、保険部門の好調な業績と景気回復への期待感から、今年に入り堅調に推移しています。S&P500種株価指数を大きく上回る株価パフォーマンスを見せています。

チェック・キャピタル・マネジメントのスティーブ・チェックCEOは、「バークシャーはゆっくりだが、確実な方法で成し遂げた」と評価しています。ハイテク企業とは異なり、「昔ながらのやり方で収益を上げることの難しさ」を指摘しました。

ウォーレン・バフェット氏の投資哲学は、短期的な利益を追求するのではなく、優良企業を長期的に保有することで着実に価値を高めていくことにあります。この戦略が功を奏し、バークシャー・ハサウェイは米国を代表する巨大企業へと成長を遂げました。

ネット上では、「これからの成長にも期待したい」「バークシャー・ハサウェイに投資するのが1番の正解でしたね」「さすが投資の神様」などの意見が寄せられています。

バークシャー・ハサウェイ、BoFA株の売却を加速

投資界の巨人、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、バンク・オブ・アメリカ(BoFA)株の売却を加速させています。同社のBoFA株保有比率は、8月30日の開示により11.4%まで低下しました。

バークシャー・ハサウェイの保有比率が10%を下回れば、米国の規則に基づく早期の取引公表義務から解放されます。これにより、7月半ばから続くBoFA株売却の動きに伴う株価への影響が和らぐことが期待されています。

ウォーレン・バフェット氏は、これまでBoFAのブライアン・モイニハンCEOを長年支持してきました。しかし、理由は明らかにされていないものの、7月半ばから株式売却を開始。現在までに総額62億ドル(約9,060億円)を手にしています。

8月28日から30日にかけて、バークシャー・ハサウェイは約2,100万株を8億4,800万ドルで売却したと発表しました。

ウォーレン・バフェット氏は、2011年にBoFAに50億ドルを出資し、同行への投資をスタート。現在もバークシャー・ハサウェイはBoFAの筆頭株主であり、8月30日の終値ベースで約360億ドル相当の株式を保有しています。

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