
楽天モバイルが10月18日時点で、携帯キャリア(MNO)サービスの回線契約者数が800万契約を突破したと発表しました。
同社では、黒字化のためには800万から1,000万契約と、1人あたりの通信料収入が2,500円から3,000円程度必要だと分析していました。契約数では最低ラインを超えましたが、通信料収入の拡大にはまだ課題が残っているようです。
一方、SNSでの動画コンテンツ急増により、特に若年層で1人あたりのデータ通信量が伸びています。同社の料金プラン「Rakuten最強プラン」は、利用量に応じて段階的に料金が変わる仕組みです。
今後、多くのユーザーが日常的に一定量以上のデータ通信を行うようになれば、通信料収入の増加が見込めるでしょう。さらに、MMD研究所の調査では、大手4キャリアの中で楽天モバイルだけがメイン回線としての利用率を伸ばしています。
このトレンドが続けば、通信料収入のさらなる増加が期待できます。ネット上では、「ポイントが貯まるので楽天モバイルは良い」「私は通話が多いので未だ様子見」「法人向けには通話制限してほしい」などの意見が寄せられています。
2024年9月から「最強シニアプログラム」の提供を開始
楽天モバイルは、2024年9月から65歳以上の方を対象とした新プログラム「最強シニアプログラム」の提供を開始しました。
65歳以上で「Rakuten最強プラン」を利用している方は、家族割引適用後の3GB利用時のプラン料金880円(税込968円)に加え、毎月110ポイントの楽天ポイントが還元されます。これにより、実質月額780円(税込858円)という驚きの価格でサービスを利用できるようになりました。
さらに、同社では今春から「最強家族プログラム」、「最強青春プログラム」、「最強こどもプログラム」も提供しており、あらゆる年代の方がお得に利用できる環境が整っています。
同社独自の調査では、他社と比較した楽天モバイルへの興味関心スコアが4ヶ月連続で1位を獲得。「Rakuten最強プラン」の魅力度も、2023年5月の29%から約1年半で48%まで上昇し、大きく改善されました。
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は、「楽天モバイルの契約数が800万回線を突破したことを大変嬉しく思います。多くのお客様からご支持をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます」と述べました。