石丸伸二氏が2025年夏の東京都議会議員選挙に向けて、新たな地域政党を結成することを表明しました。石丸伸二氏は12日夜、自身のYouTubeチャンネルにて、「東京都議選に向けて地域政党を作ろうと思います。都議になろうという方は準備を始めてください」と呼びかけ、候補者の募集を開始しました。
7月に行われた東京都知事選挙では、小池百合子知事と蓮舫氏の一騎打ちが予想される中、石丸伸二氏は約166万票を獲得し、見事2位に躍り出ました。SNSを駆使した石丸伸二氏の選挙戦略は「石丸現象」と称され、大きな注目を集めました。
9月に毎日新聞のインタビューに応じた石丸伸二氏は、「(自治体の)首長の方が自分のタイプには向いている」と述べており、都知事選への再挑戦よりも、地域に根ざした政治活動を志向していることをうかがわせました。都議会議員選挙での新党結成は、その第一歩となるでしょう。
ネット上では、「これまでとは違う政治をしよう、という主張は多くの人に刺さると思う」「誰が付いて行くのかな?」「石丸さんには正直期待している」などの意見が寄せられています。
石丸伸二氏の新党結成に対して「不気味」との意見も
石丸伸二氏が新たな地域政党の結成を表明したことが、永田町で話題となっています。この動きは、17日に投開票された兵庫県知事選で当選を果たした斎藤元彦氏への評価とも共通点があると指摘されており、「不気味」とも言われています。
石丸伸二氏は自身のYouTubeチャンネルで呼びかけた後、専門家らとの座談会で地域政党への思いを語りました。大阪維新の会の横山英幸幹事長兼大阪市長は、「石丸新党は非常に発信力があると思うので、どんどん活動いただきたい」と期待を寄せています。
一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は19日の記者会見で、石丸伸二氏との連携の可能性について「まだ何も決まっていない。近々会うので聞いてみたい」とコメントしました。東京都議会の地域政党「都民ファーストの会」との協力関係については、「衆院選でもわがことのようにサポートをしてもらった。情報共有や政策的な連携をとってきた経緯があり、どのような対応ができるのか、コミュニケーションをとっていきたい」と述べました。
石丸伸二氏の新党結成が、来夏の都議選にどのような影響を与えるのか注目が集まっています。